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見逃すと次は65年後!?ほぼ100%が隠れる希少な部分月食がやって来る!

月が地球の影に入り見えなくなる「月食」。今年は5月に月がすっぽり隠れる「皆既月食」がありましたが、11月19日(金)にも月食が見られます。今回の月食は月がほぼ100%も隠れる、皆既月食に匹敵する貴重な姿を楽しむことができるそう。この幻想的な天体ショーの見どころに迫ります!



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「たいへん深い」部分月食

11月19日に見られるのは月が地球の影によって部分的に隠れる「部分月食」。とはいえ、月の直径の97.8%がこの影に入るため、肉眼ではほぼすべてが隠れる皆既月食に匹敵するような姿を見ることができます。このように隠れる部分の大きいことを「深い」と表現するため、今回の月食は「たいへん深い部分月食」というそう。

■いつ見られるの?

国立天文台の発表によると月食の始まりは16時18分ですが、北海道や東北地方北部をのぞくと月が昇る前の時間にあるため、多くの場所で月食のスタートを見ることはできません。東の空を昇っていく月が最も欠けた状態になるのは18時03分、月食が終わるのは19時47分と予測されています。

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■どんなふうに見える?

当日の月食がどのように見えるのかは、国立天文台の公式YouTbueチャンネルでも紹介されています。動画では東京の空を例に、16時28分に東北東の地平線から欠けた月が昇る「月出帯食(げつしゅつたいしょく)」をはじめ、食の最大状態、そして部分月食が終わるまでの様子をシミュレーション。空の暗さも再現されていてイメージしやいので、ぜひ事前にチェックしておきましょう。


月の満ち欠けがわかるアプリ「Moon Book」を使うと、日本全国の月の出から部分月食の姿を確認できます。試しに沖縄県那覇市と北海道根室市でどれくらい違うのかを比較してみました。
那覇市の月の出は17時36分。18時03分の食の最大まで30分ほどしかないため月の位置がまだ低く、海辺などでないと月食の観測は難しいかもしれません。一方、根室市の月の出は15時46分。食の最大18時03分には観測しやすい高さまで月が昇っていて、国内でもだいぶ異なることがわかります。

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▲左が那覇市、右が根室市の食の最大となる18時03分ごろの様子。



部分月食は通常、陰に隠れて見えなくなる部分は暗い色になることが多いのですが、11月19日の部分月食は97%を超える範囲が隠れるため、もしかしたら皆既月食のような赤銅色(しゃくどういろ)の月が見られるかもしれません。国立天文台では、東京三鷹にあるキャンパスから部分月食の解説付きライブ配信を予定しています。当日見られそうにない人は、ぜひライブ配信で楽しんでくださいね♪


今回のような97%を超える珍しい部分月食が、ほぼ日本全国で次に見られるのはなんと65年も先の2086年ですから、この貴重なチャンスをお見逃しなく!

出典:国立天文台/アプリ「Moon Book」


※本記事は11月9日時点の情報です。
※国立天文台では時間を小数点以下まで記載していますが、記事内ではわかりやすくするため小数点以下を四捨五入しています。そのため、アプリと記事内で時間が異なることがあります。

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