アプリ&レビュー

2021/10/17

「鬼滅の刃 無限列車編」、第1話から読み解く煉獄杏寿郎の“新たな顔”

2021年10月10日(日)から全国のフジテレビ系列にて放送が開始されたテレビアニメ「鬼滅の刃 無限列車編」。第1話ではアニメオリジナルのストーリーが展開され、一時はTwitterのトレンドワードが「鬼滅の刃」一色に染まる賑わいを見せました。


 
image
<「鬼滅の刃」公式Twitterより>

第1話で特に注目が集まったのは、映画では見られなかった「煉獄杏寿郎の人となり」。原作でも登場回数が少ないキャラクターである煉獄が、普段どのように人と接し、任務にあたっていたかが分かるシーンがふんだんに盛り込まれていました。
ここでは、第1話を視聴することで見えてくる煉獄の日常に目を向けて考察していきます。

本記事では「鬼滅の刃 無限列車編」第1話の放送内容に触れます。未視聴の人はご注意ください。

人々の懐までも支える「煉獄の胃袋」


image
第1話の印象的な場面といえば、やはり食事シーンでしょう。一口食べるごとに「うまい!」という煉獄の天然っぷりが炸裂するギャグパートかと思いきや、彼の人柄が現れる重要なカットになりました。

序盤、蕎麦屋の店主に向かって「おやじさん、景気はどうかな」と問いかけますが、店内は閑散とした様子。それもそのはず、蕎麦屋の沿線では鬼の出没により、人出が減っていたのです。
そしてこの鬼の討伐任務にあたっていたのは、他でもない煉獄自身。街中で被害者を救ったという発言があることから推測するに、恐らく街全体の活気のなさには気が付いていたことでしょう。
蕎麦を大量におかわりしたり、部下へ振る舞ったりといった羽振りのいい行動は、もしかすると鬼による二次被害を受けている店主への優しさだったのかもしれません。

image
そして、同じく鬼の影響を受けて客足が遠のいている弁当屋での会話にも本編へ繋がる大事なシーンが。「もしよければお弁当を買ってくれませんか」という売り子の言葉に、煉獄は「全部いただこう!」と一言。
奇しくも後にこのお弁当が「最後の晩餐」になってしまいますが、最後まで人を救い続ける熱い思いを感じるエピソードといえるでしょう。

炎柱・煉獄杏寿郎を慕う部下たち


image

第1話を見て、柱として現場の指揮をとる煉獄にドキッとした人も多いはず。一般隊士たちから「杏寿郎様」「炎柱様」と恭しく声をかけられているところを見るに、通常であれば柱と一般隊士の間には高い壁があることが感じられます。

そこで思い出すのが、映画「無限列車編」での炭治郎たちのフランクな振る舞い。「煉獄さん」「煉獄の兄貴」と呼び慕う姿は、もしも他の隊士たちが見たら激昂しそうなほどの砕け具合。
組織構造をいまひとつ理解しきれていない炭治郎たちの青さが目立つ半面、煉獄のおおらかさを再確認するシーンとなりました。

幼少期の姿を垣間見る、父・煉獄槇寿郎と重なる納刀シーン


image
放送当時、一番Twitterが盛り上がったのは、煉獄杏寿郎の納刀シーン。
刀を鞘に納めるまでの所作が、元炎柱で父の煉獄槇寿郎と酷似していることが、約1分かけて丁寧に描かれます。
映画や原作でも描かれている通り、育児放棄といっても過言ではない接し方をしていた槇寿郎ですが、この納刀シーンではそんな槇寿郎に対する杏寿郎の思いをくみ取ることができるでしょう。

かつて槇寿郎は2人の息子に熱心に剣の稽古をつけていました。しかしワケあって稽古どころか仕事までをも放棄し、いつしか自室にこもりがちに。
それでも杏寿郎はめげることなく、独学で「炎の呼吸」を習得し、見事父と同じ炎柱の地位までたどり着きます。
さて、ここで不思議に感じるのが、「なぜ独学で習得した剣技なのに父の刀さばきと似ているのか」という点。

これはあくまで筆者の予想ですが、杏寿郎は型こそ独学で得たものの、しぐさなどは槇寿郎を真似ていた、もしくは無意識に似ていたのではないでしょうか。
かつて槇寿郎の稽古を受けていた際、父の一挙手一投足に気を配っていたと考えると、杏寿郎が抱く父への憧れが伺い知れるでしょう。

2周目だからこそ分かる「無限列車」の面白さ


「鬼滅の刃」ファンであれば、一度は映画「無限列車編」を鑑賞したことがあるはず。テレビアニメ版「無限列車編」は必然的に“2周目”ということになりますが、再視聴がさらに面白くなるよう工夫されているのが第1話。
煉獄杏寿郎のバックストーリーや前日譚を知ることで、以降のストーリーにもより深みを感じるはず。
「dアニメストア」をはじめとする動画配信アプリでは、すでに放送された回を随時公開。もう一度視聴したくなった人はサービスを利用するのがおススメです。

アプリカテゴリ

メールサービス登録/解除

トップに戻る