7月は「みずがめ座デルタ南流星群」が出現!2021年の観測条件は?
7月中旬から8月中旬にかけて観測できる流星群「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」が、間もなく日本の夜空を彩ります。1か月以上にわたり見ることのできる流星群ですから、子どもの自由研究の題材にもピッタリ! 2021年の出現期間や見ごろをチェックして、流星群が最も活発になる極大日に備えましょう。
みずがめ座δ(デルタ)南流星群とは?
みずがめ座を放射点に持つ流星群は、1年のうち2回観測できます。ひとつは毎年5月ごろに現れる「みずがめ座η(エータ)流星群」、もうひとつは夏に観測できる「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」です。
今回現れる「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」の最大の特徴は、「見られる期間が長い」という点。国立天文台の発表によれば、2021年は7月12日から8月23日までの期間にかけて観測が可能とのこと。特に7月30日頃には三大流星群のひとつに数えられる「ペルセウス座流星群」も出現しているため、天気や場所の条件によっては2つの流星群のコラボレーションを見ることができるかもしれません。
「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」の最大の見ごろはいつ?
2021年の「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」の極大日は、7月30日頃と予想されています。ほぼ一晩中観測のチャンスがあるこの流星群ですが、特に好条件となるのは放射点が高くなる午後11時頃。観測する際には、活動が活発になる極大時刻の前後に人工の明かりが少ない開けた場所で、空全体を見渡すように眺めるといいでしょう。
出典:国立天文台(NAOJ)
※本記事は6月30日時点の情報です。
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