「進撃の巨人」最終巻の表紙と“真のエンディング”を考察!完結後の世界はどうなる?
別冊少年マガジンで連載され一世を風靡した人気漫画「進撃の巨人」が、2021年6月9日(水)に最終巻となる34巻を発売! コミックス版では本誌の内容にプラスして、4ページの「真のエンディング」を追加。エレンたちの物語が完結した先の未来を匂わせる内容に、ファンの間では波紋が広がっています。
表紙に隠された“もうひとつの世界”
SNSを中心に話題を呼んでいるのが、34巻の表紙。「進撃の巨人」のコミックスの表紙といえば、本編に登場しないワンシーンが描かれているのが特徴的でした。
これは「エレンが本編とは違う選択をした世界が描かれている」といった考察もありますが、最終巻となる34巻では今までと一味違ったデザインになっています。それがこちら。
今までのようにコミックスの内容に沿った架空のシーンや裏面の104期生が整列しているイラストはなく、恐らく第一話くらいと思われる年頃のエレンたちが丘で遊んでいる様子が描かれています。この表紙は広げると1枚の絵になり、メンバーのなかにはライナーなど“戦士”の面々も。人間の居住区を囲む壁がないことを考えると、34巻の表紙は「もし巨人がいない世界だったら」というエレンたちが望んだ過去が表紙になっているのかも。
もしくは137話「巨人」内でアルミンが「三人でかけっこするために生まれてきたんじゃないかって…」と話している一コマに構図が非常に似ているため、アルミンの願望が描かれていることもあり得そう。
「真のエンディング」に隠された意図は?
最終巻では「別冊少年マガジン」で迎えたラストに加え、新たに4ページが追加。コミックスのみ「真のエンディング」が見られる仕様になっています。加筆ページには衝撃的な内容がギュッと詰まっていますが、特に注目すべきはラストに登場する「木」。
実はこれ、30巻の122話「二千年前の君から」に登場する始祖ユミルが巨人の力を手にした巨大樹と同じもの。もしかするとエレンが始祖ユミルからメッセージを受け取ったように、エレンもまた二千年後の世界で“誰か”を待っているのかも。
文明が荒廃した世界に残る巨人の力を宿す大木……、人類はまた同じ歴史を繰り返してしまうのでしょうか? 単行本でしか読めない「真のエンディング」が気になったら、ぜひ34巻を自身で確認してみて。
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