できてる?効率のいい換気方法「30分に1回以上」
気温が落ち空気の乾燥が顕著になる冬は、何かと体調を崩しやすいもの。
暖房や加湿などで部屋の環境を整えることも大事ですが、何より重視したいのは室内の空気を入れ替える「換気」。
屋外の新鮮な空気を部屋に入れることで、室内に充満しているハウスダストやウイルスなどの汚染物質を追い出したり、薄める効果が期待できます。
換気は30分間で1回以上が鉄則!
換気と一括りにしても、その種類は様々。
なかでもキッチンにある換気扇などを使って空気を入れ替える「機械換気」や、窓を開けて空気を取り入れる「自然換気」はすぐに実践できるため、普段から何気なく行っている人も多いかもしれません。
しかし、「ただ換気扇をつけるだけ」、「窓を開けるだけ」では十分な換気効果は得られていない可能性も。
部屋の空気を入れ替えるうえで大切なのは、「換気の方法」。 理想的な換気時間は30分間に数分の換気を1回以上といわれています。
でも冬場に窓を開けっぱなしにしておくのはちょっとキツイ……!
室内の温かい空気をなるべく逃がしたくないからこそ、効率のいい換気方法で素早く空気の入れ替えを行いましょう。
今すぐできる!「空気の道」の作り方
換気で大切なことは、部屋に風の流れる道筋「空気の道」を作ること。
一部屋に複数の窓がある場合は、2方向の窓を開放することで空気が活発に動きます。
以下の図は赤部分が窓、矢印の向きが空気の道を表しています。
とはいえ、家の立地によっては窓を開けても風が入りにくい部屋も。
そんな時は狭い隙間から勢いよく入ってくる「空気の性質」を利用するのも一つの手。
外から風が少しでも通る窓を小さく開けて、風通しがない窓を大きく開けると、屋外の空気が外へと流れだします。
このように普段の換気に一工夫加えることで、より効果的に早変わり!
もし窓が2か所ない場合は、窓1枚と部屋のドアを開けておくことでも代用可能。
扇風機やサーキュレーターが家にあれば、窓のほうに風向を向けて設置するのもいいでしょう。
冬の体調管理には、換気のほか部屋の温度調節や加湿が欠かせません。
30分間に1回以上の換気を心がけて、閉じ込めてしまいがちな部屋の空気を動かすよう心がけましょう。
【出典】厚生労働省:「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気方法
体調管理にアプリを活用!
自分の体調変化にはなかなか気が付くのが難しいもの。しかし、毎日記録を取っていれば、ちょっとした変化から体調の良しあしに気が付けるかもしれません。
朝のルーティンのひとつに「体のコンディション確認」を加えてみてはいかがでしょうか?
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