未確認生物か?「船に刺さった謎の牙」世界中で目撃情報多発の巨大生物とは?
皆さんは「海の怪物」と聞くと、何を思い浮かべますか? 日本の妖怪「海坊主」や巨大な蛇「リヴァイアサン」、船を襲うほど大きなイカ「クラーケン」など、神話や昔話に登場する生物をイメージする人も多いはず。
ところが、そんな海の怪物が実在しているかもしれないという記録が、いくつも残されているんです!
目撃情報多発の怪物!?
怪物に関する記録を見ることができるのは、世界中の作品をスマホで閲覧できるアプリ「Google Arts & Culture」。
アプリを開いたら、まずは「Newspaper cutting」を検索してみましょう。
こちらはなんと、謎の生物の目撃情報に関して書かれた、実際の新聞記事なんです! 当時は巨大なウミヘビではないかと言われていました。水族館で見ることができるウミヘビとは違い、ふさふさの体毛と丸い目、鋭い牙が不気味ですね……。
1800年代、このような謎の生物を目撃した人がたくさんいたようです。これ以外にも、目撃情報をもとに描いたイラストや記事が世界中に存在します。
目撃した人々によると、怪物は「体には甲羅のようなものがあった」「長く尖った鼻のクジラのような生き物」「口から水を吹き出していた」など、そのビジュアルは様々。同じ種類の怪物を見たとは思えませんね。
さらに、こちらの船の破片に注目。よく見ると大きな牙のようなものが突き刺さっているではありませんか……!
木に穴をあけるほどのパワーを持った、恐ろしい怪物の仕業でしょうか? 数多く残された目撃情報や新聞記事。これらは、やはり海には怪物が潜んでいるという証拠!?
怪物の正体は!?
船を壊すほどのモンスターがいるのか!? と思いきや、船の破片に刺さった牙の持ち主は……。
「マカジキ」でした!
これは牙ではなく細長く前方に伸びた上顎。1つの破片に2匹分刺さっているというから驚き!
巨大ウミヘビの正体については、リュウグウノツカイや巨大なイカ、その他のなじみのない動物を船員たちが勘違いしたのではないかと言われています。
1830年から1880年代頃に、怪物に関する新聞記事を集めていた科学者のリチャード・オーウェンは、「アザラシやクジラを誤認したもの」だと言っていたそうです。
様々な説が語られていますが、はっきりとした正体は不明のまま。
今でもどこかの海に、未知の怪物が潜んでいるのかもしれません……。
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美術館や博物館が所蔵する作品を、スマホで拡大して堪能できるアプリ。作品に関する解説や芸術家の情報も、丁寧に説明してくれますよ!
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