2022/12/05
400年間眠っていた「怪物公園」洞窟の奥にあったものとは【世界のオカルト】

名高い芸術作品や、有名な古代遺跡が数多くあることで知られるイタリア。巨大円形闘技場である「コロッセオ」や、世界最古の石造建築物「パンテオン神殿」などが観光地として有名です。
そんなイタリアにある公園に「地獄の入口」と呼ばれる奇妙な洞窟が存在します。
なんとその公園、Googleマップで見ることができるんです。早速見てみましょう!
怪物だらけの公園に謎の洞窟!?

奇妙な洞窟を見ることができるのは、イタリア中部ウンブリア州のボマルツォ。ここにある「モストリ公園」の中には、たくさんの不思議な彫像が展示してあります。奥に進んでいくと……?


なんだこれは!?
大きな口を開けた、巨大な怪物の彫像が! 中は真っ暗で、どこにつながっているのか分かりません……。さらに、入口の上部に注目。

イタリア語で「Ogni pensiero vola」と書いてあります。日本語に訳すと「すべての考えが飛ぶ」という意味。この中に入ったら、どうなってしまうのでしょうか……。まさか、異世界に迷い込んで考えが飛んでしまう!?
不気味な洞窟の正体は?
これは異世界につながる入口か!? と思いきや、洞窟の中をよく見てみると椅子のようなものが。

なんとここ、休憩所でした!
中で会話すると声が反響して、外からは不気味な音に聞こえる仕掛けになっているそう。 この公園は、建築家のピッロ・リゴリオと、彫刻家のシモーネ・モスキーノによって16世紀に作られましたが、持ち主の貴族がいなくなってからは約400年間も放置されていたようです。
その後、1954年にこの土地を購入した人物が彫像を修復。現在は世界中から観光客が訪れる人気スポットになりました。 異世界につながる入口ではありませんが、森の中で苔だらけの怪物の彫像を見つけた人は、さぞかし驚いたでしょうね……!
もっと周辺を探検! 下のマップを動かしてみてくださいね。