スマホ本体のストレージ空き容量はどうやって増やす?対処法6選【スマホ入門】(動画紹介)(ドコモオンライン紹介)(アプリレビュー紹介)
スマホにはROMと呼ばれるデータを保存できるエリアがあり、スマホを動かすために必要な基本的なプログラムや、LINE、YouTubeといったアプリ、そして撮影した写真や動画といったデータが記録されています。当然保存できるデータ量に限界があり、上限が近くなるとスマホの動作が不安定になったり、撮影した写真が保存できなくなったりするのです。
そんな困ったことにならないようにする、スマホのデータ空き容量を管理する方法をご紹介します。手軽にできるものから、容量不足を根本的に解決する方法まで6種類の対処法が登場するので、自分に合ったやり方を試してくださいね!
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アプリを管理してストレージの空き容量を増やす
スマホやパソコンのデータを保管しておく場所を「ストレージ」と呼び、データを保存する余裕がないことを「ストレージに空きがない」と表現します。このストレージに空きを作るのが今回のテーマ。
まず、最も手軽にできる、アプリを管理してストレージに空きを作る方法から解説していきましょう。
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1. アプリのデータサイズを確認する方法
スマホはアプリが動くことでさまざまなことができるように作られています。電話をかけるときは電話アプリ、メッセージのやり取りやスタンプを送ってコミュニケーションを楽しむLINEアプリ、動画を視聴するYouTubeアプリなど、その数は枚挙にいとまがありません。
これらのアプリがいったいどれくらいのデータサイズなのかを知っていますか?
現在スマホにインストールされているアプリの大きさを知るには、設定アプリの「アプリ」を選択します(機種によってはさらに「すべて表示」をタップ)。すると、アプリのデータサイズがズラリ。1MBないコンパクトなものから数100MB、人によっては1GBを超えるような大きなものまで並んでいるでしょう。
特にゲームはデータが大きくなる傾向にあり、なかでもセリフをしゃべるゲームは音声データが容量を使用するため、ひとつのアプリで数GBになることも。
2. 使わないアプリを削除する
データサイズを確認するため、すべてのアプリをリストで見たとき、「インストールした覚えがない」「以前使っていたけど、いまはもう利用しない」というアプリの存在に気づいたと思います。これらのアプリをアンインストールしてストレージの空き容量を作るという方法をご紹介。
先ほどのアプリのリスト表示の状態で、任意のアプリを選択すると詳細を見られる画面になります。ここにある「アンインストール」をタップすれば、使用しないアプリを削除することが可能です。
ただし、使わないといっても、スマホのシステム上必須のアプリもたくさんあるため、むやみにアンインストールせず、過去アプリストアからインストールしたけどいまは使っていない、というアプリのみ削除するようにしましょう。
3. キャッシュをクリアする
どのアプリをアンインストールしていいのかわからない、削除していいアプリはないというときにおススメなのが、キャッシュデータをクリアする方法です。キャッシュとは、アプリが利用したデータを一時的に保存しておき、次回以降再度利用する際、ネットからデータを再度取得するのではなく、保存してあるキャッシュから読み込み、高速化する仕組みのこと。
このデータは残しておく必要性はなく、削除しても再度データを取得し直すだけなので支障はありません。こちらもアプリの詳細画面にある「キャッシュ」などの項目を選ぶと、「キャッシュを削除」という選択肢があるはず。ここをタップすれば、キャッシュデータをクリアしてストレージの空きを作ることができます。
キャッシュデータをクリアしても、スマホに保存されている写真や音楽、LINEのスタンプなどは削除されないのでご安心を。
アプリのデータサイズの確認、アンインストール、キャッシュデータのクリアといった操作方法は、dアプリ&レビューYouTube公式チャンネル動画でも解説しています。全体の流れを確認できますから参考にどうぞ♪
データを移動させてストレージの空き容量を増やす
アプリを削除したりキャッシュをクリアしたりしてもストレージの空き容量があまり増えない、というときに試したいのが、データをスマホ以外の場所に移動させる方法。おもに2種類のやり方があり、ひとつはクラウドと呼ばれるインターネット上の空間に保存するもの。もうひとつは、パソコンにデータを移す方法です。
Googleでは、クラウドにデータを保存することのできるアプリを複数配信していますが、ここでは汎用性の高い「Google ドライブ」と「Google フォト」の2種類を紹介します。
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1. Google ドライブに移動する
Google ドライブはスマホに限らず、パソコンやタブレットに保存してあるデータを、インターネット上にあるクラウドサーバーと呼ばれる場所にコピー・移動・管理することができるサービスのこと。端末の種類を問わず、同じGoogleアカウントでログインすれば、いつでもどこからでもデータをやり取りできます。
Google ドライブにファイルを保存(アップロード)するには、Google ドライブアプリを起動し、右下の「+」 → 「アップロード」の順にタップ。スマホに保存されている画像や音楽、ドキュメントなどが表示されるので、保存したデータを選べば完了です。
ファイルがたくさんあって見つけにくいときは、画面上部の「写真」「音声」「動画」といったカテゴリーを切り替えると、対象ファイルだけがリストアップされて便利ですよ♪
Google ドライブに保存した元のデータ、つまりスマホに保存してあったデータは自動で削除されません。データストレージの空きを作るために手動で削除してもOKです。
もしスマホに残しておきたいなと思ったら、Google ドライブアプリにあるデータの右上にあるメニューアイコンを選択し、「ダウンロード」をタップすれば、スマホにデータを保存することができます。
データサイズの大きい動画ファイルをこの方法で移動させると、スマホのデータストレージを一気に広げることができるのでおススメです。
データをアップロードする際、モバイルデータ通信を利用するか、Wi-Fi接続時のみにするかの選択ができます。Google ドライブアプリの設定にある、「データ通信量」の「Wi-Fi経由のみファイルを転送」でオン・オフを切り替え、利用する環境にあった設定をしておきましょう。
Google ドライブの詳しい使い方を紹介したdアプリ&レビュー公式動画があります。どんな方法があるのか、動画を見ながら確認してくださいね。
2. Google フォトを利用する
Googleのクラウドを使ったサービスには、Google フォトというものも。Google ドライブが画像・動画・音楽・ドキュメントといった多様なデータファイルに対応したサービスなのに対し、Google フォトは画像と動画に特化したクラウドサービスです。
「それならGoogle ドライブだけあればいいのでは?」と思いますよね。ところが、Google フォトは自動でクラウドに保存をする便利な機能が搭載されています!
はじめに、Google ドライブと同じように、スマホにあるデータを手動でGoogle フォトに保存する方法を見ていきましょう。
スマホで撮影した写真を見るときに使うアルバムなどのアプリを開きます。Google フォトに保存したい写真や動画をタップして選択したら「<」のような共有アイコンを押し、リストの中からGoogle フォトを選択。「フォトにアップロード」画面で内容を確認して、選んだデータがそろっていたら「アップロード」をタップして完了です。
次は、Google フォトの特徴でもある、自動で撮影した写真データをアップロードする方法についてご紹介します。
Google フォトの画面右上にあるアカウントアイコンをタップ。「バックアップをオンにする」を選択すると、保存する画質の選択が表示されます。「元の画質」を選ぶと画質はオリジナルのまま、「保存容量の節約画質」は画質を落として保存できる枚数を増やすというもの。
画質を落とすといってもかなり画素数の多い写真以外は対象とならないため、スマホのカメラの画素数が1600万画素以下であれば「元の画質」でもOKです。
「確認」を押すと画面が「バックアップ中」になり、「バックアップが完了しました」と表示されたら終了。
注意しないといけないのは、Google フォトの「バックアップをオンにする」を選択している場合、スマホとクラウド両方に画像データが保存されますが、Google フォトのデータを削除すると、スマホに保存されている画像も一緒に消えてしまう点。あくまでバックアップと認識したうえで利用するか、機種変更するためにデータ移行用とするのがトラブルを防ぐ方法といえるでしょう。
また、スマホのデータストレージを空けるには、Google フォトのアカウントアイコンをタップし、「空き容量を増やす」という項目を選択すると確認画面が。再度「空き容量を増やす」を選ぶと、スマホとバックアップの両方に保存されているデータのうち、スマホに保存されているデータだけを削除してくれます。これで空き容量を増やすことができ、後日写真データをスマホに戻したいときは、Google フォトからダウンロードすればOKです!
Google ドライブやGoogle フォトは、共有ボタンを押せば、かんたんに友達や家族とデータを共有することができます。旅行や食事会、お休みの思い出などをみんなで楽しむのもいいですね♪
Google フォトについて詳しく解説したdアプリ&レビューの公式動画には、より細かい注意点やヒントが満載です。ぜひご確認ください。
3. パソコンにデータを移動
家にパソコンがある人は、パソコンにデータを移動させておくのも手軽な選択肢のひとつです。スマホとパソコンをケーブルで接続して、パソコンからスマホのデータをコピーまたは移動させれば完了。スマホよりも大きなパソコンの画面で画像を見ることもできるうえ、ファイル名を変更したり撮影日時や場所でフォルダ分けできたりと、かんたんにデータの管理ができますよ。
気を付けたいのは、スマホとパソコンを接続するケーブルの種類。Androidで使用するUSBケーブルは、充電専用と、充電とデータ転送両対応の2種類があります。充電専用ケーブルの場合、スマホとパソコンをつないでもデータのやり取りはできないのでお気を付けください。
SDカードを使ってストレージの空き容量を増やす
最後に紹介するのは、SDカードを使ってスマホのストレージ自体を増やしてしまうという方法です。SDカードを購入する必要はありますが、機種変更したときも、カードを移し替えるだけでデータの移動ができるなどメリットがたくさんあります。
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1. SDカードとは
Androidスマホには、本体のROMとは別に、SDカードという記憶媒体を差し込む部分があります。ここにmicroSDと呼ばれる、小指の先ほどの大きさのカードを挿すことで、ストレージの容量をかんたんに増やすことが可能です。
microSDカードは手ごろな価格の32GBから1TBまで、容量とデータ転送速度の違いでさまざまな種類が発売されています。スマホで撮影した写真や音楽データを保存する場合、転送速度は気にしなくても構いませんが、HDや4Kの動画を撮影しながら記録するなら、規格の新しい高速タイプがおススメです。
2. SDカードを使うメリット
SDカードはスマホのデータ保存できる容量を増やすだけではなく、次のようなメリットがあります。
▪データのバックアップに向いている
スマホ本体のROMとは独立した保存領域のため、大切なデータを保存しておくのに最適。またスマホが破損しても、SDカードが損傷していなければデータが記録されている可能性が高いことも特徴です。
▪機種変更をしたときのデータ移行がかんたん
スマホを機種変更する際、SDカードに入っているデータはカードを新機種に差し替えるだけでOK。面倒な設定などなく、すぐに完了します。
▪データの受け渡しがすぐできる
SDカードなら、カード自体をパソコンに挿したり他の人に渡したりすることができるので、容量の大きな動画ファイルをクラウド経由で移動させる必要がありません。
いろいろ便利なSDですが、アプリ本体のデータを移動させることはできません。そのため、数GBを超えるようなゲームプリをSDカードに移してストレージの空きを作ることはできないのでご注意を。
スマホで使用するmicroSDカードは、ドコモオンラインショップでも販売しています。
普段何気なく撮影している写真や動画、かわいいお気に入りのスタンプなど、スマホは使用していくうちに自然とデータがたまっていくもの。容量オーバーでスマホの操作に支障が出る前に、ここで紹介した方法をぜひお試しください!
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