名前や住所がバレバレ!?フリーWi-Fiに潜む危険性と安全対策
もしも、突然の通信障害で電話がつながらなくなったら……? 連絡がとれない、SNSが見られない、地図を確認できないなど、不便さを実感することでしょう。そんな“もしも”のときに役立つのが街中に増えている「フリーWi-Fi」。
電波が悪い場所でも、Wi-Fiがあればインターネットが使えるようになるため、無料通話アプリを使って電話をかけたり、SNSを楽しんだりできます。でも、無料で使えるこのサービスには“ある危険な落とし穴”があるんです……。
フリーWi-Fiとは?
フリーWi-Fiを利用するうえで知っておきたい情報をまとめたので、まずは基本をチェック。
■フリーWi-Fiってなに?
フリーWi-Fiとは、駅やコンビニ、カフェなどの公共の場で利用できるネットワークのこと。誰でも無料で使えて、電波が悪いときや、データ通信量を節約したいときに役立つサービスです。■危険なWi-Fiが紛れていることも
フリーWi-Fiの中には、まれに個人情報を盗むことを目的とした「なりすまし」のネットワークや、通信内容が暗号化されないWi-Fiスポットが紛れていることも。こうした悪質なネットワークに接続すると、以下のような被害に遭う可能性があります。
被害の一例
・メールやSNSの内容が見られてしまう
・メールアドレスやパスワードが悪用される
・クレジットカード番号など個人情報が盗まれる
・スマホを遠隔操作される
・偽サイトに誘導される
・ウイルスに感染する
スマホの画面を監視され、個人情報が抜き取られるという手口が多いのだとか。LINEやTwitterなどのSNSを乗っ取られたり、クレジットカードの悪用による金銭被害に遭ったりするケースもあり、想像しただけでもゾッとしますよね……。
フリーWi-Fiを安全に使うための対策や注意点
スマホには自分の氏名や住所のほかにも、パスワード、クレジットカード番号、友人の連絡先など、たくさんの個人情報がつまっています。フリーWi-Fiを利用する際は、大切な個人情報を守るために以下のポイントを意識しましょう。
■暗号化されていないWi-Fiには接続しない
街中でWi-Fiを利用する際は、ネットワーク名の横に「鍵」マークがついているか確認してから接続しましょう。この鍵マークは、通信内容が暗号化されるという証拠。反対に、鍵マークのないWi-Fiはデータが暗号化されていないため、LINEやメールの内容、インターネットのアクセス情報などが第三者に見られてしまう可能性も。■無料Wi-Fiに接続しているときは個人情報を入力しない
暗号化されているWi-Fiだからといって、安心できるとは限りません! フリーWi-Fiは、みんなが共通のパスワードを使用しているため、悪意のある人によって暗号が解読されてしまう可能性もあります。誰かに見られたら困るようなメールのやり取り、ネット通販サイトへのログイン、クレジットカード情報の入力などは控えるのが賢明です。
■URLが「https」から始まるサイトを見る
「https」から始まるサイトには、サイトとスマホ間でのやりとりを暗号化する「SSL」という仕組みが採用されていて、安全性が高いという証拠。最近ではほとんどのサイトが「SSL」を利用していて、情報が盗まれにくくなっています。とはいえ、気づかずに「なりすましのWi-Fi」に接続してしまった場合、偽サイトに誘導されて個人情報が抜き取られるといったケースもあるため、大切な情報の入力は控えてくださいね。
心あたりのないWi-Fiは、むやみに接続しないようにご注意を。またWi-Fiを使わないときはスマホのWi-Fi設定をOFFにするか、ネットワークごとにWi-Fiの自動接続を解除しておくのもいいでしょう。
セキュリティ対策アプリで安全性をチェック!
スマホのセキュリティを高めるためにアプリを活用するのもオススメです。ドコモが提供している「あんしんセキュリティ」は、危険なWi-FiやWEBサイトにアクセスしそうになったら警告を出してくれるほか、スマホがウイルスに感染していないかスキャンしてくれる機能もあります。ぜひ活用してみてください!
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