実録!本当にあった迷惑メールを大公開!見分け方と対策を紹介【スマホ便利技】
日常的な連絡手段としての役割をLINEに譲った感のあるメールですが、ビジネス用途やLINEの友だち登録をしていない人とのやり取りでは、大切な役割を担っています。ところが、このメールを悪用した迷惑行為で被害に遭うケースはなかなか減りません。この記事では、編集部のスタッフのもとに実際に届いたメールを紹介するとともに、迷惑メールの対策を解説しましょう!
知人を装った迷惑メール
迷惑メールにはさまざまなパターンが存在します。銀行やクレジットカード会社を騙るものや、登録情報が間違っていてアカウントをロックしたといった偽オンラインショッピングサイトからのものなど、その種類は枚挙にいとまがありません。今回はこれとは異なる、親しい知人を装った、一見無害そうな悪質パターンを見ていきます。メールの内容が回を追うごとに変化していくのにご注目ください。
■久しぶりの連絡
ある日、編集部スタッフのスマホに1通のメールが届きました。差出人は名前でなく、メールアドレスが記載されているため、誰かを特定することはできません。しかし、その文体から、久しく連絡を取っていなかった友だちのような感じがします。
■同窓会のお知らせ
翌日、同じ差出人から2通目のメールが届きます。どうやら差出人は同級生ということのようです。たしかに久しぶりの再会となるとLINEの交換もしていないし、メールで連絡が来るのもおかしくはありません。でも、どこの誰でしょう……?
■やんわり催促される
さらに翌日、3通目のメールが来ました。返事を送らないことにイラついている様子。「メールはすぐに返事を送らないといけない」というのを暗にとがめられているような気分になります。
とはいえ、ご指摘のとおり「わざと無視してる」ので、このまま放置します。結局、相手も諦めたのかこの後メールは来ませんでした。次はどんなことをいってくるのか楽しみにしていたのですが残念。
迷惑メールを見分けるポイントと対策
気を付けていれば、今回のようなメールが迷惑メールだとかんたんに見分けることができます。そのポイントと、迷惑メールを受信したときの対策を紹介しますから、ぜひ参考にしてくださいね♪■迷惑メールはここが怪しい!
迷惑メールの特徴を知れば、きちんとしたメールか、怪しいものかの判断の助けになります。そのポイントは3つ。- 差出人が不明
差出人の名前がなく、メールアドレスがそのままになっているケースが多く見られます。これは、差出人を記載すると間違いだと気づき連絡をしてもらえなくなるからです。 - 宛名がない
じつはメールを送っている人物は、送り先のメールアドレスが誰のものか不明なため、「○○さん」といった宛先となる文言を入れられません。これも誤った内容では破棄されるので記載できないというわけ。 - 連絡方法がメールしかない
このタイプのメールは返信をしてもらうのが目的なので、電話番号など別の連絡方法を明記しないのです。気づかず返信をすると、同窓会の出欠確認をするから名前や住所などを教えてほしいと続く可能性も。
このように、親しい友人を装った迷惑メールは、あの手この手で返信を求める内容を送り、最終的にあなたの個人情報を盗もうとします。不自然な誘導URLがなく安全そうでも、おかしいと思ったらメールを開かず削除するようにしましょう。
■迷惑メールをブロックする方法
今回取り上げた迷惑メールの差出人からは、過去にも何通か似たようなメールが送られてきました。このように、何度もメールが届いて不快な思いをするなら、迷惑メールをブロックしてしまうのが一番。以下の手順で進めれば、1分足らずで設定が完了しますよ♪ブロックしたいメールの差出人の部分をタップすると、ポップアップのメニューが表示されます。そのなかの、「指定受信/拒否設定」を選び、「確認」が出たら「OK」を押して設定を開始。
dアカウントのログインが完了すると、「受信/拒否するメールの追加設定」という画面に。「選択した内容の設定」の項目から「「拒否する」メールアドレスを登録」を選び、「設定する」をタップしましょう。これだけで完了! 以降、この差出人からのメールは自動的にブロックし、受信BOXに届くことはありません。
ここで紹介したポイントを押さえれば、受信BOXに表示された段階で迷惑メールだと気づくはず。編集部に届いた迷惑メールは、記事を作成するために開いて内容を表示させていますが、本来は危険ですから、未開封のまま破棄してくださいね。
メールは各種サービスを利用する際のID代わりにもなる便利なもの。冷静な対応を心がけていれば、迷惑メールの被害は減らせるハズ。文面を読んで慌てて返信するようなことをせず、深呼吸をしてメールの真偽を確かめて行動するようにしましょう!