●逆イールドが発生

 3月29日の米国債券市場で、逆イールド(長短金利の逆転)が発生した。

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 国債利回りの逆転は景気後退局面のサインと言われている。FRBがインフレ抑制に向けて利上げのペースを上げると見られており、短期金利の上昇圧力となっている。

 2020年のコロナ禍以降、過剰流動性相場で株価は上昇を続けてきたが、QE(量的緩和)のテーパリング、利上げと出口戦略に入りつつある。

 そうなると株価への影響も心配されるが、今後は下落相場へと移行するのだろうか?

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●逆イールドとは?

 逆イールドとは、短期金利の指標である3カ月や2年物の国債利回りが、長期金利である10年物国債の利回りを上回ることである。

 一般的に、今の景気が良くとも、投資家が将来の景気悪化を予想すると、金利が低下することを見込んで長期債を購入する。そのため長期債の利回りが下がる。

 過去には、バブル期の1988年やアジア通貨危機があった1998年、直近では2019年にも逆イールドが発生している。いずれも発生から1年半から2年半の間に景気後退入りしている。