「輸入EV」初の2万台突破確実、存在感示すメーカーは?

2023年の外国メーカー車の電気自動車(EV)輸入販売が初めて2万台を突破することが確実になった。日本自動車輸入組合(JAIA)が6日発表した統計によると、1―11月累計のEV販売は1万9934台と2万台目前に迫った。環境意識の高い欧州のメーカーが存在感を示す一方、中国の比亜迪(BYD)や韓国の現代自動車などアジア勢も低価格帯の車種の発売などで差別化を進めている。

11月単月のEV販売は前年同月比7・4%減の2183台。一部メーカーの販売が前年同月を下回ったことが響き、16カ月ぶりの減少となった。ただ、2183台という台数は、23年の中では9月の3163台に次ぐ2番目の水準。JAIAは「(全体として)好調を維持している」と説明する。

残る12月の販売について、仮に11月と同様に前年同月より7%減ったとしても2000台強が積み上がる。1―11月の実績と合計すると通年で2万2000台規模となり、前年比約53%増で着地する計算だ。

EV以外を含む外国メーカー車の11月の総台数は前年同月比10・9%減の2万189台で2カ月連続のマイナスとなった。イスラエル情勢なども影響し、一部メーカーで供給が停滞した。

乗用車の価格帯別では1000万円以上の高価格帯が好調を維持し、同2・3%増の3202台。一方、400万円以上1000万円未満は2カ月連続の減少となる同10・7%減の1万1559台、400万円未満は28カ月連続の減少となる同20・3%減の4370台だった。

ブランド別ではメルセデス・ベンツが21カ月連続で首位だった。ランドローバーやポルシェ、アストンマーティンなど7ブランドが11月単月としての最高台数を更新した。BYDは166台だった。

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