「病院に”赤くて逆さま”のコンセント!?」これって一体? – 素晴らしい仕組みに脱帽!

健康は何事にも代えがたい。心身の健康こそが、日常生活の基盤である。

年齢を重ねるごとに、健康のありがたみを感じているのは筆者だけではないはずだ。そのようなわれわれの健康にとって強い味方となる存在が、病院である。全国各地に最先端の医療を受けられる病院があり、またそこで働く方々が昼夜を問わず尽力してくださっているからこそ、われわれは健康のありがたみを感じながら、今日も頑張れるのである。

私たちの命を救ってくれる病院において、トラブルや緊急事態は起こってはならないことである。とくに電気に関するトラブルは、人工呼吸器に代表される医療デバイスを利用している患者にとって、文字通りの生死にかかわるトラブルになっていく。今日はそのような電気トラブルを防ぐために病院が行っている「なるほど!」な仕組みを解説します。

まったく見たことがない! 病院のコンセント事情

まずは今回ポストを紹介させていただく電気屋のでっち@dimpleapartmentさんのポストを見てほしい。

病院といえば「白! 清潔感!」というイメージがあるにもかかわらず、強烈に赤い色が主張しているコンセントの差し込み口。しかもよく見ると、赤いプレート部分の文字が反対になっているのがおわかりいただけるだろうか。オーブンレンジのコンセント口に見られるような、3つ穴があるタイプのコンセント差し込み口も反対になっており、施工ミスなのかと疑ってしまう。

しかしながら、このコンセントの差し込み口には、病院という環境の特性に対応するための工夫がつまっていたのである。

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赤色コンセント=非常用電源への切り替え



(画像は「電気屋のでっち(@dimpleapartment)」さん提供)

まず目につくのは、赤色のコンセント差し込み口。もし、自宅のコンセント差し込み口が赤色だとしたら、なんだかポップでインテリアを選んでしまいそうであるが、実はこの赤色は「停電時に非常用電源に切り替わる差し込み口」なのだ。私たちが普段、慣れ親しんでいる白色コンセントは、非常時にどこか特別な電源に接続される訳ではないが、輸液ポンプや内視鏡、電気メスなどの停電時に電源供給が止まってしまうと非常に困る。そのため、非常用電源や自家発電などに切り替わるコンセントである赤色コンセントに機器をつないでおく必要があるのだ。

命を守る赤色コンセントの素晴らしい仕組みを知らなかった人は筆者と同様に多く、リプライ欄でも「そのおかげで、どれだけの命が助けられたことか」「勉強になりました」という声であふれている。

なお、色付きコンセントにはもう一種類、緑色コンセントというものが存在している。緑色コンセントは、停電時にも継続して電力を供給することができる無停電非常電源だ。赤色コンセントは停電時に非常用電源に切り替わる際のタイムラグが一瞬生じるのに対し、緑色コンセントの場合は、タイムラグが発生することなく電力を供給し続けることのできるコンセントなのだ。そのため生命維持装置をはじめとする、最重要デバイスをつなぐことになっている。

参考元:【ニシム電子工業