雪印メグミルクがチーズ加工に強みもつ企業を子会社化、ヨシダコーポレーションとシナジー効果発揮し、チーズ事業強化へ

雪印メグミルクは、チーズ加工に強みをもつヨシダコーポレーション(愛知県愛西市)の発行済株式の51%を取得し、子会社化すると5月14日発表した。契約締結日は2024年4月11日、株式譲渡実行日は2024年7月(予定)。


ヨシダコーポレーション YSミックスチーズ360

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株式取得の目的は、雪印メグミルクが2024年4月に新規参入したプラントベースフード分野の開発・製造や、チーズ事業の強化。重要な戦略パートナーとして、チーズ加工に強みをもつヨシダコーポレーションを子会社化することで「今後、同社とのシナジー効果を早期に発揮し、中期経営計画2025(チーズの徹底拡大など6つの戦略)の達成を目指す」としている。

具体的な戦略としては、「プラントベースフード分野の開発・製造をはじめとするイノベーションの拠点として、ヨシダコーポレーションを活用し、新コンセプト商品のスピーディーな市場投入や、新たな需要開拓を進めていく」という。

〈付加価値商品の開発へ、少量でトライできる生産拠点が必要〉

同日の決算説明会で子会社化のメリットに関する質問に回答した佐藤雅俊社長は、「当社は乳製品の市場シェアが高く販売物量も多いため、大量生産の生産工場が多い。これからはチーズをはじめ様々な付加価値商品を開発する必要がある。少量でいろいろトライできる生産拠点が必要と考えた」とし、「これまでも製造委託でパートナー関係にあるヨシダコーポレーションとタッグを組むことで、市場へさまざまな付加価値商品を出していく。これが狙っているメリット」と話した。

また「今後、大きく拡大しようとしているプラントベースフードの生産も進めていく予定。(ヨシダコーポレーションの生産設備を)大いに活用し、大きな成果を上げていく」と意気込みを示した。

なお、「今後も中期経営計画2025の達成に向けた有効な手段として、雪印グループとのシナジーや事業領域拡大が見込まれる分野等に対して、M&Aを含めた外部協業を積極的に検討していく」としている。

【ヨシダコーポレーションの概要】所在地=愛知県愛西市大野町郷西108、代表取締役社長=吉田哲人。

事業内容=ナチュラルチーズおよびプロセスチーズの製造・加工、資本金=10百万円、設立年月日=1994年4月4日、大株主および持株比率=株式会社ワイエスブレイン(100.0%)。取引関係=雪印メグミルク製品の製造を委託。