JDIの通期見通し、当期赤字266億円の要因

ジャパンディスプレイ(JDI)が13日発表した2025年3月期の連結当期損益は266億円の赤字(前期は443億円の赤字)になる見通しだ。赤字幅は縮小するが、撤退を進めている欧米向けのスマートフォンの液晶ディスプレーの減収などが響き、当期赤字は11期連続。独自の次世代有機ELディスプレー技術の中国への提供などによる技術収入のほか、コスト削減による事業効率化などで収益を改善する。

コア事業と位置付けるスマートウオッチ向け事業は通期で売り上げが堅調に推移すると予想する。また12月までに茂原工場(千葉県茂原市)で次世代有機ELディスプレーの量産を始める。スコット・キャロン会長兼最高経営責任者(CEO)は12月からの量産で「全然違うJDIが生まれてくる」と期待を示した。