【対談連載】造形作家 藤田 丈(上)

●制作途中のモニュメントのマケット(maquette/雛型模型)



藤田さんが現在制作を依頼されている、縄文人のスピリットが込められたモニュメントの模型。これは厚紙製の小さなものだが、実物は木製で、高さ1間(約180センチ)くらいになるということだ。だから、縄文人としてはだいぶ大柄なものとなる。それを想像すると、どんなものになるのか、でき上がりが楽しみになってくる。

心に響く人生の匠たち

 「千人回峰」というタイトルは、比叡山の峰々を千日かけて駆け巡り、悟りを開く天台宗の荒行「千日回峰」から拝借したものです。千人の方々とお会いして、その哲学・行動の深淵に触れたいと願い、この連載を続けています。

 「人ありて我あり」は、私の座右の銘です。人は夢と希望がある限り、前に進むことができると考えています。中学生の頃から私を捕らえて放さないテーマ「人とはなんぞや」を掲げながら「千人回峰」に臨み、千通りの「人とはなんぞや」がみえたとき、「人ありて我あり」の「人」が私のなかでさらに昇華されるのではないか、と考えています。

奥田喜久男(週刊BCN 創刊編集長)

※編注:文中に登場する企業名は敬称を省略しました。