ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)は日本時間2024年5月7日11時34分に同社の「Atlas V(アトラスV)」ロケットによるボーイングの新型宇宙船「Starliner(スターライナー)」の打ち上げを予定していましたが、発射2時間前に打ち上げ延期が発表されました。【最終更新:2024年5月7日10時台】


【▲ ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」を搭載したユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の「アトラスV」ロケット。アメリカの現地時間2024年5月5日撮影(Credit: NASA/Joel Kowsky)】

スターライナーはスペースXの「Crew Dragon(クルードラゴン)」とともにアメリカ航空宇宙局(NASA)のCommercial Crew Program(コマーシャルクループログラム、商業乗員輸送計画)のもとで開発がスタートした有人宇宙船で、これまでに2回の無人飛行試験が実施されています。今回は有人飛行試験ミッション「Crew Flight Test(CFT)」としてNASAのBarry Wilmore(バリー・ウィルモア)宇宙飛行士とSunita Williams(スニータ・ウィリアムズ)宇宙飛行士が搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)での短期滞在が予定されています。

ULAやNASAによると、打ち上げ延期の理由はアトラスVの上段(2段目)「Centaur(セントール)」の酸素リリーフバルブで問題が確認されたためだとされています。延期後の打ち上げ日時などの新しい情報については改めてお伝えします。

【追記:2024年5月7日18時55分】NASAやULAによると、CFTのスターライナー打ち上げは早ければアメリカの現地時間2024年5月10日に実施される予定です。打ち上げ延期の決定後、クルーはケネディ宇宙センターの乗組員宿舎に戻っており、アトラスVロケットからは推進剤の液体水素と液体酸素が抜き取られました。今後はセントール上段の液体酸素リリーフバルブのデータを分析し、バルブを交換する必要があるかどうかが判断される模様です。

【追記:2024年5月8日15時50分】NASAやULAによると、セントール上段の液体酸素リリーフバルブは交換が必要と判断されました。追記時点でのCFT打ち上げは、早ければ日本時間2024年5月18日7時16分に予定されています。

 

Source

ULA – Atlas V Starliner CFT
NASA – NASA’s Boeing Crew Flight Test Scrubbed
NASA – NASA’s Boeing Crew Flight Test Targets No Earlier than Friday, May 10
NASA – NASA’s Boeing Crew Flight Test Targets New Launch Date

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部