公道にCO2固定コンクリ施工、加和太建設が全国に先駆ける

加和太建設(静岡県三島市、河田亮一社長)は、22日に静岡県三島市の公道で、二酸化炭素(CO2)を吸収・固定したリサイクル骨材を利用したコンクリートの施工を全国に先駆けて実施する。CO2を固定した戻りコンスラッジ微粉末を生コンクリートに配合。コンクリート組合員の工場で製造し、現場に運搬・施工する。低炭素・脱炭素コンクリートの普及促進を通じて、脱炭素地域の実現を目指す。

今回の施工は長岡生コンクリート(静岡県伊豆の国市)と連携。静岡県東部生コンクリート販売協同組合の支援を受けて実施する。これまで戻りコンは洗浄処理され、残渣のスラッジは埋め立てなどで処理されてきた。今回は戻りコンを全量骨材として再利用するため、生コン製造会社にとっては処分費負担の課題を解消できる。

またスラッジを特殊なプロセスで加工することで、CO2固定を実現。さらに生コン工場でサイロ貯蔵できる混和材料とした。戻りコンスラッジの全量有効利用を狙ってCO2の回収・利用(CCU)混和材として実装したコンクリートの流通実態はなく、今回の施工はCCU混和材を実装したコンクリート汎用化の先駆けとなるという。