投資信託で失敗しないための対策とは?損する人の特徴などもご紹介

将来へ備えて、投資信託を活用して資産形成を考えている方も多いのではないでしょうか。しかし資産運用では、大損することもあるため不安に感じている方も多いでしょう。

対策をとっておくことで、投資信託で大きな損失を出す可能性を減らせます。今回の記事では投資信託で大損しないための対策や、大損してしまう理由について紹介していきます。

投資信託で大損してしまう原因

投資信託で大損してしまう原因には、次のようなものがあります。

  • 商品理解が足りていない
  • 分散投資を行っていない
  • 分配金を重視しすぎている
  • 損切をしない
  • 投資信託購入後に値動きなどを確認していない

どちらも投資するにあたり、必要な知識のためよく確認しておきましょう。

商品理解が足りていない

投資信託には数多くの種類があり、それぞれ商品特性が違います。投資対象が株式や債券であったり、特定の地域やテーマであったりとさまざまです。購入する投資信託がどのような場合に利益が出て、どのような場合に損失が出るかを理解しておきましょう。

たとえば、株式に連動する商品であれば、日経平均株価が上昇すれば利益が出るでしょう。海外に投資する投資信託であれば、円高になれば損失が出るかもしれません。商品ごとの特徴やリスク・リターンの内容を確認して、購入するようにしましょう。

分散投資を行っていない

資産形成を行う際には、分散投資が基本です。1つの商品だけを集中して購入していると、利益は出やすいですが、価格が下がった場合に大損してしまうかもしれません。

複数の商品を購入していれば、1つが値下がりしても他の商品では利益が出るなど、全体として損をしにくくなります。

投資信託の場合は日経平均などの指標に連動するインデックス型と、特定のテーマに絞って運用益を狙うアクティブ型があります。

インデックス型の商品でも、連動する対象によってローリスク~ハイリスクの投資信託が存在します。投資信託を購入する際には、それぞれの商品をバランスよく購入するとよいでしょう。

分配金を重視しすぎている

投資信託には分配金と呼ばれる、株式でいう配当のようなものがあります。分配金は基本的には運用で得た利益の中から分配されますが、商品によっては違う場合もあります。分配金には、次の2種類があるため理解しておきましょう。

  • 普通分配:利益の中から支払われる分配金
  • 特別分配:元本を取り崩して支払われる分配金

特別分配は利益が出ていなくても、元本を取り崩して支払います。そのため基準価格が下がってしまうため、大損してしまう可能性もあるでしょう。

投資信託では分配金を受け取るよりも再投資した方が、複利効果で利益が出やすいです。投資信託を選ぶ際には特別分配をさけるだけでなく、分配金が再投資されるタイプを選ぶとよいでしょう。

損切をしない

投資信託の価格は常に変動しているため、どうしても損失が出てしまうこともあります。価格が下がっている際に、値上がりを待って持ち続けるのもよいですが、損切をすることも重要です。損切をしなければ、今後さらに損失が拡大するかもしれません。

損切のタイミングは非常に難しいですが、あらかじめ基準を設けておくのもよいでしょう。

投資信託の購入後に値動きなどを確認していない

投信の価格は常に変動しているため、購入後は常に価格をチェックすることをおすすめします。

購入後に値動きを確認しないで放置していると、気が付けば大損しているかもしれません。経済危機や紛争など大きな要因があれば、価格が急落してしまう可能性があります。

日々のチェックを怠らず、タイミングを見ながら損切をしたり、他の商品に切り替えたりすることが大損を防ぐことに繋がります。購入しただけで満足しないように、定期的に価格をチェックするようにしましょう。

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投資信託で大損するよくあるパターン

投資信託で大損するパターンとしては、次のようなものがあります。よくあるパターンは把握しておきましょう。

  • 新興国ファンドへの投資
  • レバレッジファンドへの投資
  • 株価急落時の狼狽売り
  • 価格暴落した時に買い増しを行った
  • 定期分配型の投資信託への投資

新興国ファンドへの投資

インドやブラジルといった新興国へ投資する投資信託は、投資対象国の成長によって大きなリターンを得られる可能性があります。

しかし、リターンが高い一方で、価格変動リスクも大きく価格が大きく下落するかもしれません。米国などの先進国に比べると、どうしても値動きが大きくなる特徴があります。

また、新興国へ投資する投資信託は購入時の手数料が高いことから、金融機関側もよく勧めてくる傾向があります。

内容をよく理解しないで、勧められるままに購入してしまって大損するのは、よくあるパターンといえるでしょう。新興国ファンドへの投資は、慎重に行うようにすることをおすすめします。

レバレッジファンドへの投資

投資信託の中には、レバレッジを効かせた商品があります。レバレッジとは「てこの原理」という意味があり、少ない資金で大きな取引ができる仕組みの商品をいいます。投資金額に対して大きなリターンを得られる反面、リスクも大きく損失も膨らみやすいでしょう。

投資信託では日経平均株価やS&Pに連動して、2倍や3倍の倍率をかけて価格変動する商品があります。

たとえば、日経平均が20%下落した場合、レバレッジ2倍の商品は40%も下落します。リーマンショックのような経済危機の際には、価格が急落する可能性もあるでしょう。

株価急落時の狼狽売り

投資信託や株は常に価格が変動しており、時には大きく価格が下がることも多いでしょう。価格が急落すると精神的にも不安になってしまい、慌てて売却した経験のある方もいるのではないでしょうか。

とくに投資初心者の方はマイナスが発生すると心理的不安から、慌てて売ってしまうことを狼狽売りといわれています。

狼狽して慌てて売ってしまった後に、価格が戻って後悔するというケースは珍しくありません。価格下落局面では損切を考えることは重要ですが、慌てて売却してしまってはいけません。

あらかじめどのような動きをしたら売却するかを決めておくと、冷静に判断できるでしょう。

価格暴落した時に買い増しを行った

価格が大きく下落した際は、今後の値上がりを考えれば購入するチャンスともいえます。そのため低い価格のうちに、できるだけ多くの口数を購入しておくのは悪い手法ではありません。

しかし、投資信託の場合、純資産額が一定の基準を越えると繰り上げ償還されるタイプの商品があります。繰り上げ償還されてしまうと運用がストップして、償還金として元本が払い戻されることになります。

今後の値上がりを見越して購入したにもかかわらず、さらに価格が下がった状態で繰り上げ償還されることもあるでしょう。投資信託を購入する際には、純資産額の状況繰り上げ償還の有無や内容をよく確認しておきましょう。

定期分配型の投資信託への投資

投資信託の中には、毎月定期的に分配金が支払われる商品があります。分配金には2種類あり、特別分配には注意が必要です。毎月分配をするために元本を取り崩しているため、その分基準価格は下がりやすいでしょう。

毎月分配金が受け取れると聞くと、効率のよい商品のように見えてしまうかもしれませんがそうではありません。普通分配でも特別分配でも、分配金として支払わないで再投資した方が福利効果で運用効率はよくなります。

定期分配型の商品は効率が悪く、価格が下がりやすい傾向にあるため注意しましょう。