【趣味の傑作ギア買い物リスト】

SNS動画やライブ配信などで動画撮影が身近になり、いまや動画性能の良し悪しはカメラ選びの重要なポイントと言える。そこで、最近発売されたミラーレス一眼カメラ、アクションカメラの中からオススメを、映像作家のこみあげさんにピックアップしてもらった。

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「軽量で本格的な写真や動画が撮れるミラーレス一眼の人気が再燃しています」と話す映像作家のこみあげさんが、最新動画カメラの中で真っ先に挙げたのが「OM SYSTEM OM-1 Mark II」だ。

「耐低温マイナス10℃をはじめ、高い防塵、防滴を誇るタフなカメラ。現段階で世界最高水準8・5段の高性能5軸手ブレ

補正もすごい。過酷な撮影環境に対応できます」

次に挙げた2機種は、主に初心者~中級者にオススメの一台。

「カメラ性能はピカイチながら、今どきのコンデジとは違った洗練されたデザインなのがFUJIFILM X100Ⅵ。ファッショナブルに持ち歩くのに最適です。そしてLUMIX DC-G100Dは、約346gの軽量で小さいけれど本格一眼クオリティ。持ち歩くのにすごく便利」

一方、プロ仕様の最上位機種として着目しているのがα9III。アクションカメラについては独自の市場が確立され、盛り上がりが続いている。

「Insta360 Ace Proはライカと共同開発をしていて、8Kが撮れると話題になりました。またタテ動画も簡単に撮れるOsmo Pocket 3は使いやすさが抜群。携帯性にも優れています」

今後は「何をどう撮るか」に合わせた機種選びが大切になりそうだ。


映像作家/こみあげくん

3年間、車に住んで日本中を周遊。培った撮影技術を活かし北海道・十勝に映像制作「こみあげ映写」を設立。YouTube「ビビリの家族が行くキャンピングカー生活」も運営中

 

 

1. 世界初となるライブGND搭載!最新フラッグシップモデル

OMデジタルソリューションズ

「OM SYSTEM OM-1 Mark II」(実勢価格:30万5800円 ※ボディのみ)

現段階で世界最高水準8.5段の高性能5軸手ブレ補正が最大の武器。手持ちでもブレず滑らかな高画質インサートが撮れます。コンパクトで軽量、機動性の高い撮影が行えるのは魅力です(こみあげくん)

ミラーレス一眼カメラとして、世界初のハーフNDフィルターの効果をカメラ内で再現した「ライブGND」を搭載。動画機能は4K60pの高精細と画質も向上、FHDでは最高240pのハイスピード映像撮影も可能だ。交換レンズとの組み合わせで撮影のバリエーションも広がる。


▲軽量なマグネシウム合金ボディーの各所にシーリング部材が施されている。高い防塵、防滴、耐低温設計でハードな撮影条件に対応


▲「有効画素数2037万画素裏面照射積層型Live MOSセンサー」と、画像処理エンジン「TruePic X」搭載。想像を超える最高画質を得られる


▲明暗部をコントロールして印象的な映像を実現。夕焼けなど、輝度差の大きな風景では「ライブGND」の効果が大きく表れる

 

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2. 洗練されたデザインが光る「X100シリーズ」最新モデル

富士フイルム

「FUJIFILM X100Ⅵ」(実勢価格:25万6000円前後)

最高峰の単焦点贅沢スナップカメラながら動画撮影にも威力を発揮。6.2K高解像度、4K HQモード、フィルムシミュレーションに加え、5軸最大6.0段の手ブレ補正機能も備えています(こみあげくん)


創立90周年を迎えた同社。2011年に登場した「X100シリーズ」最新モデルは、裏面照射型約4020万画素「X-TransCMOS 5HR」センサー、高速画像処理エンジンにより高画質・高性能を実現。小型軽量ボディーながら6.2K30pの高品質な動画撮影にも対応する。


▲アルミニウムによる高品位な外装、金属の心地よい質感もいい。カラバリのブラックも含めて、洗練されたプロダクトデザインは健在


▲動画撮影中のトラッキングAF機能を新規搭載。被写体が複数いるシチュエーションでも狙った被写体を追従できる