他社に差をつけたのは

「決済方法の豊富さ」

 次に、3チェーンの利用者ごとに、下記7つの項目で「満足度調査」を行った。(図表2


 その結果、「商品の品質」「売場の清潔さ」「お店の雰囲気」の3項目はいずれのチェーンでも共通して上位に挙がり、高い満足度を獲得していることがわかった。

 サミットについては、満足度で80%以上を獲得した項目数がいちばん多かったこと、そして「決済方法の豊富さ」(86.6%)と最も高い評価を得ていることに注目したい。

  サミットは2023年6月から独自の「サミット電子マネー」を開始。現金でチャージ可能な電子マネー一体型ポイントカード「サミットカード」を導入するとともに、アプリにも電子マネー機能を追加。決済方法の選択肢を広げている。また、23年は積極的に店舗改装を進めてセルフレジの設置を進めた。これらの投資が「決済方法の豊富さ」の評価に影響を与えたと考えられる。

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サミットは10種類もの

QR・電子決済に対応!

 続いて、サミットの「決済方法の豊富さ」の満足度が高かった要因を深掘りするべく、POB会員が投稿したレシートデータから利用者の決済方法を比較した(分析期間:2023年2月~2024年1月)(図表3)。


 その結果、サミットは「QR・電子決済(33.49%)」が他2チェーンに比べて10pt以上高い結果となった。これは、POB会員はポイントを貯めることにアクティブな属性を持つことを考慮しても高い利用率と言える。

 調べると、サミットは「PayPay」「楽天Pay」「d払い」など、QR・電子決済を10種類から選べる。一方、他の2チェーンは、同様にスマホ決済は利用できるものの、ライフでは3種類、ヤオコーは独自のスマホ決済「ヤオコーPay」のみと限定的である。

 このようにQR・電子決算において幅広い選択肢を提供していることも、「決済方法の豊富さ」の高評価につながっていると想定される。

 これらの調査結果から、サミットは「接客のよさ」「店の雰囲気」と、「決済方法の豊富さ」をはじめとした利便性の高さが評価を得ており、同社直近の好業績を後押ししていると考える。業態を超えた競争が激化するなか、商品や価格など以外に、こうした要素も支持を得るポイントとなることを示唆していると言える。

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