結婚生活の「お金の分担」は何が正解? “価値観が正反対”の新婚夫婦が出した結論は…

<前編のあらすじ>

年収1200万円の会社員である松井祐樹さんと、年収400万円の会社員である加藤有紗さん。共働きを希望する2人で、一見、理想的なカップルに見えました。しかし、結婚生活を始めるとともにお金に対する価値観の違いが徐々に表面化します。

当初は結婚生活を始めるにあたり、有紗さんの持ちマンションに祐樹さんが移り住むことで家賃を浮かし、その分生活費を祐樹さんが多めに負担することでWin-Winの関係を目指していました。

しかし、具体的な生活費の予算を詰めていくと意見が大きく食い違います。お互いの趣味やライフスタイルに対するお金の使い方に大きな差があったため、「生活費にいくら費やすか」というところへの価値観が全く異なっていたのでした。

結婚生活におけるお金の分担を話し合った結果

2人で生活費30万円は少なすぎると主張する有紗さんの考えはこのようなものでした。

「週末は基本外食だし、2人の思い出もたくさん作りたいから、年に2回は海外旅行をするでしょ? 普段の夫婦の時間も大切にしたいから、家事代行サービスも日常的に使うとなると……30万円では全く足りないと思う」

そうした有紗さんの主張に対して、旦那さんも「さすがにそこまでの負担は……」と考え、この際お金の分担を改めて話し合うことになりました。

夫婦のお金の分担では、お互いの給料を洗いざらい出してきっちりと分ける? 役割分担をして項目別に支払いを分担する? 2人の給料を合わせて必要経費を引いて2人とも定額のお小遣い制にする? など管理の方法はいくつかあります。

話し合いの結果、2人は役割分担をして項目別に支払いしようと次の結論を出しました。

・有紗さん…家賃と管理費、食費
・祐樹さん…生活費全般、光熱費、年2回の旅行費、月8回から月4回に減らすことにした外食費、将来への預貯金

将来のお金に関しては彼女も働いていて貯金ができそうですが、ほとんどを美容代や交際費に使っていて、もちろんこれまでの貯金もありません。

もし有紗さんの収入から貯金をするとなると、これまでのようにお金を使えなくなってしまいます。それは有紗さんにとって絶対に避けたいことでしたし、祐樹さんも彼女の楽しみへの支出を理解して負担を受け入れたのでした。

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共働き夫婦なら“楽しみへの出費”も認め合いたい

有紗さんはエステやジムも辞めるつもりはありません。そうすると今までと同じくらいお金がかかります。そして、子供ができても働き続けるつもりなので、生活スタイルを変えるつもりはありません。

これだけ見るとわがままな女性のように見えますが、頑張って働いているわけですからそれぞれの楽しみがあってもいいと思います。例えば、女性も男性もいつまでも見た目を気にするものです。だからこそ美容にお金をかけるのです。洋服やジュエリーを買って、自分を着飾ってもよいのではないでしょうか。

有紗さんの例は少し極端かもしれませんが、自分の収入で買うという心意気は素晴らしいと思うのです。そのような気持ちがある女性だからこそ、祐樹さんもある程度のお金の負担には納得したのでしょう。

結婚するまでの生活は異なる2人なので、最初は価値観の違いもあるに違いありません。でもお互いに責めることなく、話し合いをすれば必ず着地点は見つかるものなのです。