東邦レマック、D2Cシューズブランド「Rachic.」展開 ECサイトの見せ方にこだわり

靴専門商社の東邦レマックは2023年5月、D2CシューズブランドのECサイトを立ち上げた。離脱させないページ作りや、アパレルのようなデザインにこだわっているという。認知拡大に向けて、今年はポップアップストアの開設など新たな取り組みにも注力するという。

「Rachic.」は、30~40代女性をメインターゲットとしたシューズブランド。卸をメインで手がけてきた同社にとって、顧客と直接コミュニケーションを取る機会を増やすのが目的だ。



▲ECサイトのトップページ

商品について、「創業66年の知見を生かした履き心地と品質はもちろん、どんなシーンにも合うシンプルなデザインが特長だ」(営業本部ダイレクトマーケティングWeb担当・橋本裕美子氏)と説明した。

ブランドの世界観を表現するため、モールには出品せず、自社ECサイトをメインの販路とする方針だ。ECサイトのデザインには、こだわったという。例えば、「商品説明」と「サイズ詳細」をタブで切り替えられるようにしたり、レコメンドアイテムなどは横スクロールで閲覧ができたりと、スマホ表示時にページが長くなりすぎないようにしている。



▲商品説明とサイズ詳細はタブで切り替える仕組み

「デザイン性を強みとしているため、アパレルのようなコーディネート提案のコンテンツや、陰影を美しく見せるような写真にこだわった。履き心地については、履いた時に感じてもらえるので、多くを説明しすぎないようにしている」(同)と話した。


靴のEC販売では、試着ができずサイズ感が分かりにくいという課題がある。その不安を解消するため、「足の計測について」といった詳しい説明を記載したり、サイズが合わない場合の交換制度を充実させたりしている。中長期的には、試着会の開催やインスタライブの配信など、直接相談できる場の提供も検討しているという。

さらなる成長に向けては、「顧客のエンゲージメントを上げていくことが重要」(同)と考えている。

「価格競争ではなく、コーディネートとしてきれいに見えるシューズとして、感動体験を提供していきたい。直接の声を聞ける場所なので、顧客との信頼関係を大切にしていく」(同)と話した。