【ミニレビュー】FONO ACUSTICA ケーブルリフター「FAL-2」

今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、スペインのハイエンドケーブルブランドFONO ACUSTICA(フォノ・アクースティカ)のケーブルリフター「FAL-2」をチェック。6台用意して、スピーカーケーブルからインターコネクト、電源までさまざまな箇所でテストした。

ライヴ録音の聴衆のざわめきが広く展開する

FONO ACUSTICAのケーブルリフター「FAL-2」。まず左右のスピーカーケーブルに3個ずつ設置してコルトレーン『至上の愛』(フランスでのライヴ録音)を聴いてみる。ビックリした。冒頭の聴衆の歓声・ざわめきがこれほど前後に広く展開したのは初めてのこと。そして歓声も演奏も音の密度が極めて高い。

次。SACDプレーヤー・アンプ間のラインケーブルに1個、プレーヤーとアンプの各電源ケーブルに2個ずつ設置。

グールド・ピアノ・トリオのベートーヴェンはやはりライヴのエア感が濃い。そして各楽音が瑞々しい。リヒター指揮『バッハ:マタイ受難曲』は合唱の残響が非常に高いところまで伸び、福音史家のテノールとイエスのバリトンは音像の密度が高いうえに3次元座標上の位置が明確。

スタイリスティックス「愛がすべて」は、伴奏の1音1音に強いエネルギーが感じられるが決して耳に痛くならず、ファルセットの音像はきめ細かな質感描写を感じられた。