Boulder、DACプリ「812」&ステレオパワー「861」。ブランド最先端技術をLPジャケサイズに凝縮

アクシスは、同社取り扱いのブランドBoulder(ボルダー)から、DACプリアンプ「812」とステレオパワーアンプ「861」を4月に発売する。価格はどちらも税込2,090,000円となる。

DACプリアンプ「812」は、Boulder伝統のプリアンプ技術と、“800シリーズ”の先駆けとなったプリメイン「866」の最先端デジタルオーディオ技術を、LPレコードジャケットサイズのコンパクトなボディに凝縮したというモデル。音質と性能のみならず、アナログとデジタルの多彩なソースへの対応力とアプリによるフレキシブルな操作性まで備えた、ハイエンドオーディオシステムの中枢を担う先鋭のプリアンプだとアピールしている。

アナログ増幅部は、ディファレンシャル構成のバランス回路設計を採用。これにより、高S/N、低歪率を達成したという。ボリューム回路には、高い精度を誇るという「ソリッドステート・ステップ・ボリューム・コントロール回路」を搭載している。

DACに入力されたデジタル・オーディオ・データは必要に応じて非同期変換された後、同社独自のソフトウェアとDSPによって処理され、データを最適化してDACチップに送られる設計。デジタルからアナログへの変換は、トランジェント・レスポンスを得るためにトリミングされた多極ベッセル・フィルターを通して行われる設計で、スプリアス信号によるノイズの発生を低減し、音楽信号の微細なニュアンスを広い帯域で忠実に再現すると説明している。

入力端子はXLR/USB/同軸デジタル/光デジタルを備える。また、ネットワーク入力にも対応し、UPnPデータ再生やストリーミング再生のほか、Airplay、Roon Readyにも対応。デジタル再生は最大PCM 384kHz/32bit、DSD 128をサポートする。

さらに、ヘッドホン出力端子専用の「カスケード・トランジスタ・アレイ回路」によるヘッドフォンアンプを内蔵。さまざまなヘッドホン負荷に対して高いドライブ力で適応するという。ヘッドホン出力端子は4ピンXLR、3.5mm、6.3mm、Pentaconn(4.4mm)を装備。端子部はジャック・パネルにマウントされ、使用しないときはブラインドカバーを装着することができる。

フロントパネルには各種操作系統を備えるほか、コントローラーアプリ「Boulder Controller」によるスマートフォンやタブレットからの操作も可能だ。

入力インピーダンスは100kΩ(バランス時)/50kΩ(アンバランス時)で、出力インピーダンスは100Ω(バランス時)/50Ω(アンバランス時)。最大入力レベルは6.0Vrmsで最大出力レベルは14.0Vrms、THD+Nは0.0017%(-95.5dB)、最大ゲインは19.4dB。外形寸法は305W×89H×305Dmm、質量は6.4kg。

ステレオパワーアンプ「861」は、Boulderのパワーアンプ造りのノウハウを投影し、バランス・ディファレンシャル入力回路と強力なドライブ力をもつゲインステージ及び出力セクションで構成したモデル。大電流・大電力供給能力によって、低歪率でより強大なピークパワーをスピーカーに送り込むことを可能としているという。

8Ω負荷に対してチャンネルあたり75W、4Ωで110W、2Ωで200Wのピークパワーを実現。同時に、DCやクリップの高速検出、温度センサーなど、応答速度の速い独自の保護回路により、ケーブルやスピーカーのショートなどによる損傷を防ぐとアピールしている。また、信号経路とグランディングに関する最新の回路技術は、残留バックグラウンドノイズを可聴レベル以下に低減し、よりクリアで力強い再生を実現するという。

分厚いアルミの筐体を採用。サイズは812と同様、LPレコードジャケットとほぼ同一サイズを実現した。背面には、自社製造の0.25 インチ(6mm)の 蝶ネジ・大型バインディングポストを装備し、スピーカーケーブルのスペードプラグをしっかりと保持すると説明している。

入力端子はXLRを2系統を装備。将来的なファームウェアアップデートのため、イーサネット/USB端子も備える。外形寸法は305W×89H×305Dmm、質量は10kg。