日立が1400億円で高速鉄道30編成納入、イタリアを走る

日立製作所は13日、イタリアの鉄道運営会社であるトレニタリアと8億6100万ユーロ(約1400億円)で高速鉄道車両30編成(1編成8両)の納入契約を結んだと発表した。最初の車両は2026年春に納入する。また契約には追加で10編成を2億8700万ユーロ(約460億円)で納入するオプションも含まれている。

日立の鉄道システム事業を手がけるグループ会社である日立レールが締結した。新車両はイタリアのナポリとフィレンツェ近郊にあるピストイアの日立レールの工場で製造する。26年春以降、年間8―10編成のペースで納入する見込みだ。

日立レールはトレニタリアと10年以来、58編成の高速鉄道車両「ETR1000」を納入しており、さらに6編成を製造している。今回の契約で計94編成に増加する。

新たに納入する30編成は赤いカラーリングは踏襲しつつ、インテリアデザインを一新する予定だという。

主にイタリア国内の高速路線に投入されるが、フランスやドイツ、スペイン、オーストリアなど欧州各国のシステムに対応しているため、国ごとに異なる電源や信号システムを国境で効率的に切り替え、国際列車としての運行もできる。

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