「大丈夫なのか」 SixTONESの“妄想グッズ”案を投稿→ファン賛否…… 福岡の家具メーカーが謝罪「配慮欠ける内容」

 福岡の家具メーカーがSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)のアイドルグループ「SixTONES」(ストーンズ)のグッズ案をSNS上で公開したところ、ファンから権利面などで懸念の声が続出し、4月5日に謝罪しました。

メンバーカラー模したコンセプトだった

 謝罪したのは福岡市に本社を置く家具メーカーのアダル。4月4日、公式X(Twitter)で「SixTONESさんをイメージしたソファを勝手に妄想デザインしてみました!」という文章とともに、イラストを投稿しました。

 ソファはSixTONESメンバー6人のイメージカラーをそれぞれ意識したとみられる6色のカラーリング。さらに「J」「T.K」とそれぞれメンバーの名前を想起させるイニシャル(ジェシーさん、京本大我さん)をもとに、商品のコンセプトをイラスト付きで紹介していました。

 ファンの間では「かっこいい」「ノリが良くてステキ」「商品化お願いします」といった声が聞かれた一方で、「大丈夫なのか」「事務所に許可とか取らなくていいんでしょうか?」「営利目的の企業の公式アカウントでやっちゃうことなのかな?」「名前を出してこのようなグッズ案のようなものを表に出されるのはあまり良いようには思えない」と懸念の声も寄せられていました。

 アダル公式Xはその後、投稿を削除し、4月5日に「4月4日(木)の投稿に関するお詫び」と題した文書を投稿。「弊社公式Xにおいて、4月4日(木)に投稿したアイドルグループSixTONES様に関する内容について、グループ並びにファンの方々に対する配慮が欠ける内容があったことをお詫びいたします」と謝罪しました。

 投稿の経緯については「弊社製作の家具を同グループのツアー中に話題にしていただいたことで、弊社内の同グループのファンを中心に自然と様々なアイディアが生まれ、みなさんにも楽しんで頂ければという思いでソファのデザインを検討し、公開するに至りました」と説明。その上で、販売目的の意図は一切なく、今回のデザイン案について、グループや関係者に対し、同社が何らかの権利を主張するようなこともないとしました。

 同社は「配慮が足りずファンの皆様に誤解を与えることとなり、誠に申し訳ありません」と重ねて謝意を伝え、「今後は、より一層、関係の皆様方のお気持ちを尊重し、企業アカウントとして節度と配慮を守ってまいりますので、引き続きご支援・ご指導賜りますよう、何卒お願い申し上げます」とコメントしています。

物議をかもしたグッズ案

アダルの謝罪文