“その後”につながらない…アラフォー婚活女性が直面した「厳しすぎる現実」

大手企業で働く35歳女性、仕事が落ち着いて婚活を決意

横田涼子さん(仮名、以下同)は、都内の大手企業で営業として働く35歳で年収500万円の独身女性です。仕事は大変だったものの同僚や上司などとの人間関係もよく、彼女は毎日やりがいをもって懸命に働いていました。

そんな彼女でしたが、ふと35歳の時に転機が訪れます。本当に何となく、結婚願望が湧いてきたのです。入社してから今までは、忙しすぎて仕事以外は本当に何も考えられなかったものの、それが一段落してふと見渡せば、周囲は既婚者ばかりだったからかも……といいます。

一方で、彼女は結婚を簡単に考えていた側面もあったそうです。大学生の頃は飲み会に参加すれば誰かしらに連絡先を聞かれ、デートに誘われていました。なので「結婚は望めばいつでもできる」と考え、つい仕事を言い訳に、後回しにしていたのかもとのことです。

そして、30代半ばに差し掛かる頃には普通程度に週末も休めるようになりました。多忙な時のたまの休みはリフレッシュに最適でしたが、この頃の休日は孤独や寂しさを募らせるばかりだったそうです。そこで彼女は、そろそろ自分も結婚したいと思い、婚活をすることにしました。

(広告の後にも続きます)

飲み会に誘われれば積極的に参加! しかし結果は…

早速、横田さんは行動に移ります。まずは手始めに、学生の頃を思い出して積極的に飲み会に参加してみました。実際のところ、彼女は「飲み会に参加すれば、あの頃のように誰かしらに誘われるはず。私はその中から良い男性を選ぶだけ」と思っていたといいます。

しかし、どういうことでしょう。彼女の思惑とは裏腹に、誰からも誘われなかったのです。そもそも参加者の多くが既婚者であり、一部の未婚者は「見た目からして結婚相手として見られない男性ばかりだった」といいます。その後もさまざまな飲み会に参加しましたが、結果はいつも同じだったそうです。

幸か不幸か、この頃でも彼女の平日は多忙でした。飲み会は基本的に週末参加だったので、良くも悪くも週明けには忘れ、仕事に集中していたそうです。このため、「今回はたまたま運が悪かっただけ。いつか良い出会いがあるはず」と思い続けていたといいます。

しかし、そんな婚活を1年ほど続けた頃、さすがに少し思うところが出てきたそうです。

「1年も婚活を続けて、いっこうに良い男性と出会えないなんて……どうして?」

彼女は心底、不思議に思うとともに、少しずつ結婚に対して焦りが出てきました。