福島・いわき市の「鹿島ショッピングセンター エブリア」は「いわきエブリア」に名称変更でリニューアル

 平南ホールディングスは、福島県いわき市で地域を代表する施設である「鹿島ショッピングセンター エブリア」を一昨年取得し、旧運営会社と移管協議を行ってきた。今回、協議合意に至ったことで、4月1日から新体制での運営となり、あわせて名称を「いわきエブリア」へ変更するなどリニューアルを実施した。また、商業施設専門コンサルティング会社であるトリニティーズとのマネジメント契約を締結し、開業30年目を来年に控えた歴史ある同館をさらに魅力的にするためノウハウ提供やアセットマネジメント業務の委託を行う。

●SNSも活用した新たな営業体制を構築



 1995年にいわき市内の小売業者で構成され、地域発展のため設立された同館は、運営者として鹿島ショッピングセンターを設立し地域の人々と歩んできた。ECの発展やSNS普及などの社会変化や大規模競合施設の登場、新型コロナウイルスなどの影響から今年2月から3月末で一部専門店の閉店と鹿島ショッピングセンターによる運営を終了した。

 4月1日付で新施設として生まれ変わることを象徴し、従来の名称から「いわきエブリア」へ改称。この地に根付く施設を目指すとともに、市内の他商業施設や地域団体など町の人々との協業をより強固にしていくことを、“いわきのエブリア”として宣言した。

 これにともない、現在いわき市内のデザイン事務所を中心に複数社と新ロゴの制作を協議している。可能な限り、地域のデザイン事務所・地元デザイナーとともに新しいロゴマークで施設を盛り上げていきたい考え。新ロゴ制定には数か月を要するため、その間は旧ロゴの変化形仮ロゴを新ロゴとして活用する。

 また、平南ホールディングスによる運営体制に変更し、運営事務所スタッフなどについても新規採用を行った。買い物をする消費者の目線で、SNSなども活用した新たな営業体制を構築していく。なお、同館の公式ホームページは譲受したため継続して活用するがセキュリティ対応の観点やSNS対応などのため、https変更やUIを高めたデザイン変更検討をしている。SNSについては、運営面の効率化と消費者へのタイムリーな情報提供を優先するため、現在複数あるアカウントを統廃合し、正確でスピーディーなコミュニケーションツールへと変更していく。

 あわせて同館名称の商標登録も譲受しており、1997年登録済の名称を新名称にあわせ追加出願するなど知的財産権の登録など適法体制にも配慮していく考え。

 さらに、J2リーグに所属する「いわきFC」を運営する、いわきスポーツクラブと新たに「ビジネスパートナー契約」「ISAAパートナー契約」の2種類のパートナー契約を行う。市内商業施設でISAAパートナー契約を締結するのは同館が初となる。施設としてパートナー契約することで、ポスターなどビジュアル的な館内への露出と、いわきスポーツアスレチックアカデミー(ISAA)の活動などをサポートし、将来的には館内での定期的なイベント開催やパブリックビューイング、相互資産利用などを検討していく。

 館内のリニューアル第一弾を4月1日から順次実施する。現在、継続出店を希望する多くの店舗があり、旧運営会社から各テナントの契約について終了し新たに平南ホールディングスとの契約を締結している。約半数の店舗が残留する予定で、一部店舗区画は主に1Fフロアへ集約し回遊性を高める。数か月間空室が増加するが、4月1日付で店舗移転を行うため、新たな店舗構成での買い物を引き続き楽しむことができる。なお、2Fについては大型区画を整備し、新たな店舗誘致を計画している。

 このほか、福島県商業まちづくりの推進に関する条例に基づく地域貢献活動などを継続して実施する。具体的には、地域協力では「地域コンテンツの活用や催事イベントの導入」「催事記を重視した季節感のあるキャンペーンや装飾」、子育て支援では「赤ちゃんスペースや幼児の遊び場などの整備」「赤ちゃん向けイベントなどの企画や商材取り扱い店舗の検討」、消費者との対話では「消費者の意見を生かす仕組み(アンケートなど)の検討」などに取り組んでいく。