米向け鉱山ダンプ本格生産、日立建機が9500万円投資・人員倍増

日立建機は28日、カナダの全額出資子会社を通じて米州向け鉱山用ダンプトラックの本格生産を2026年度から始めると発表した。カナダのオンタリオ州ゲルフ市の工場に9500万円を投じて量産設備を整え、人員も現在比約倍増の200人にする。投資後の同工場の生産能力は年50台で、日本の常陸那珂臨港工場(茨城県ひたちなか市)の同150台と合わせて3割強増える。

米州でのダンプトラックのシェアも現在のほぼゼロから、26年度に約2割を目指す。

150トン以上の鉱山向けダンプは北中南米市場で全世界の約4割を占め、銅や鉄鉱石などの採掘需要で今後も高成長が見込まれる。

同社はこれまで日本でダンプトラックを生産し海外に供給してきたが、カナダでの現地生産に伴い輸送日数を短縮。エンジニアの増員と合わせて車体仕様の変更に柔軟に対応できるようにし、競争力を高める。

メインフレームやエンジンなどは現地で調達する一方、油圧ポンプや制御バルブなどの基幹部品は日本から供給する。

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