最近は自宅内に家庭用金庫・耐火金庫と呼ばれるものを置いている方も少なくありません。防犯面での働きの強い家庭用金庫ですが、耐火性が高いと火災時にも大切なものを守ることが可能です。便利な家庭用金庫は、選び方のポイントやベストな設置場所を把握していると、よりよい活用ができます。
今回は、家庭用金庫の置き場所や選び方、使用の目的などを解説します。設置に適さない場所についてもまとめていますので、導入をご検討中の方はぜひ参考にしてください。
家庭用金庫・耐火金庫とは?
家庭用金庫・耐火金庫とは空き巣などの犯罪や自然災害などに遭った際に、家庭内にある大切なものを守る役割をしてくれる金庫です。
近年は家庭用金庫の導入を検討する家庭も多く、火災に対応できるような耐火性とともに、津波や洪水といった水害からも貴重品を守ってくれる高い耐水性がある家庭用金庫が多く販売されています。
家庭用金庫・耐火金庫を設置する目的
以前は盗難防止のために設置する方が多かった家庭用金庫ですが、最近はその目的も多様化しています。防犯と同じくらい重視されているのは、防災面の機能の高さです。
火災や水害の際には自宅内にある貴重品や大切な書類に被害が及ぶこともあります。それを防げるような防水・防火性の高い金庫が昨今のトレンドだといえるでしょう。
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家庭用金庫・耐火金庫のベストな置き場所は?
家庭用金庫を購入したら、自宅のどの場所に置くかを考えます。ベストな置き場所を選ぶには、次の4点に注意しましょう。
扉の開閉がスムーズにできる
家庭用金庫を購入したら、扉がどちら向きに開くのかを確認します。右開きの場合は右側がふさがっていると開けにくいです。
金庫の扉は180度開けることが理想ですので、開閉がスムーズにできるスペースがある場所に設置するようにしましょう。
重量に耐えられる
家庭用金庫は防犯の観点から、簡単に持ち出せないようある程度重量のある設計になっています。
よって、金庫の重量に耐えられない床や収納スペースに設置すると、床が抜けてしまうということにもなりかねません。また、不安定な場所に置くのも家庭用金庫が落下、故障する原因となりかねないので注意が必要です。家庭用金庫は安定感があり、重量に耐えられる場所に置きましょう。
他人に見つかりにくい
いくら防犯性が高いとはいえ、すぐに見つかるような場所に置いては金庫の意味を果たさないこともあります。しかし、普段あまり見ない場所に置いても亡くなったことに気づかない場合があるため危険です。
家庭用金庫を置くのは他人に見つかりにくく、且つ家族の目が行き届く場所をおすすめします。
おしゃれな金庫であえて「見せる」という選択肢も◎
家庭用金庫はデザインも多様化しており、スタイリッシュなデザインでお部屋のインテリアによく合うものも少なくありません。
本来ならば一目につかないところに置く家庭用金庫ですが、あえて一目に就く場所にインテリアとして設置することで「自然に置くことで逆に盗まれない」ということもあります。どういったデザインの金庫をどこに設置するかは、家庭でよく話し合うとよいでしょう。