オフィスワーカーや観光客にも人気のランニングスポットである皇居の周りは、荷物を置いたり、着替えをしたりと、仕事前や仕事終わりに利用できるランニングステーションが多く点在します。そのなか、JR東京駅から徒歩3分、皇居まで徒歩8~10分と抜群のロケーションに位置する「ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI(アシックスラン東京丸の内)」が8月25日にリニューアルオープンを飾りました。


↑東京駅が見える三菱ビルの好立地、地下1階へと続くエントランス

 

オールインワンな施設

アシックスラン東京丸の内は、皇居にも気軽に走りに行くことができる好立地にあります。店舗面積は約500平方メートルと充分で、足の形や走り方の分析・診断、アシックスのシューズやウェアの購入はもちろん、レース登録やレース後のケアといったランニングに関わる一連の流れ(ランニングエコシステム)をすべて完結できることを目指し、このほどリニューアルを行いました。


↑「アシックスの創業哲学『健全な身体に健全な精神があれかし』の思いや活動を体現」として位置づけしたと語る同社DTC統括部長の落知勇(おちいさむ)氏

 


↑多くのランニングのリアルイベントが復活するなか、急成長してきたデジタル施策を融合する

 

2020年に始まった新型コロナウイルスにより、ランニングイベントが急激に減少しましたが、2023年は多くのイベントが復活し、コロナ前以上の盛り上がりを見せています。一方で、世界はデジタル関連への積極的な投資やECの購買拡大が顕著に表れています。そのなか、アシックスはデジタル施策を積極的に進め、復活したリアルイベントと融合することで、ランナーに対してどのような価値が提供できるかを検討してきました。


↑ファンランナーからシリアスランナーまでそれぞれの嗜好に合ったシューズを提供するアシックスならではの圧巻のラインナップ

 


↑最新のランニングウェアが揃う店内。そこがランニングステーションであることを忘れる、中性的で柔らかな空間となっている

 

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アシックスが目指す「ランニングエコシステム」とは何なのか!

今回のリニューアルでアシックスが提案するのが「ランニングエコシステム」の構築です。従来ランニングイベントに参加する場合は、レースに登録して、自身でトレーニングを積み、ウェアやシューズも自身で買い揃えてレース当日を迎えていました。

 

「アシックスが掲げるランニングエコシステムとは、ランニングイベントへの登録から、大会当日そして大会後のケアまでをサポートする循環型のシステムです。アプリを通じたトレーニング記録。レースに向けた段階的なトレーニングを促すランニングプログラム。直営店やECサイトでご自身が、ご自身に合ったシューズを見つけてその商品を購入いただくこともできます。

 

我々は単に新しい商品を買っていただくことを目指すのではなく、日々のランニング体験を通じ心と体がポジティブになっていく、そう実感していただくことが最も大切だと考えています」(落知氏)

 

シリアスランナーのパフォーマンスアップはもちろん、ファンランナーにとっては走ること自体が楽しくなる――そうしたランニングライフの実現がアシックスラン東京丸の内の目指すところ。同ストアは、まさにそのランニングエコシステムを体現する店舗です。


↑レースの登録から始まり、シューズやランニングウェアの購入、日々のトレーニングなど、煩雑な手続きをワンストップで行える循環型システム

 

「ファンランナー、特に女性の方に一歩踏み出すきっかけ作りの場になってほしい。ランニングの悩みや課題に寄り添い、健康的で豊かなライフスタイルの実現に貢献することを目指しています。これからランニングを始める方、あるいは観光で東京を訪れた旅行者の方にもぜひ手ぶらでお越しいただければ、最新のシューズやウェアを試しながら、コーチからのアドバイスも受けられます。

 

そして何より世界有数のランニングスポットである皇居周りの町並みや文化を堪能しながら走る。そういった走る喜び、そして心も体も満たされる、そんなランニングステーションでありたいと思っております」(落知氏)

 

従来のランニングステーションの機能はもちろん、初回は無料の会員登録を行い、施設は1回880円(税込 以下同)で使用可能(回数券10枚7700円)。ただ単にステーション機能だけではなくレンタルシューズ(1点220円)とレンタルウェア(1点220円)もあり、手ぶらで来店しても皇居ランを満喫することができる店舗になっています。


↑男性用ロッカーは66扉(女性用55扉)、シャワールームは男女とも6機。アメニティもシャンプーやボディソープ、ドライヤーや美顔器も利用できる

 

シューズに関しては、通常のランニングのショップでは、足入れして軽くその場で足踏みしたり、軽く歩いたり少し走る程度でしか試せません。しかしアシックスラン東京丸の内では、ステーションを利用する際にレンタルして、営業時間内であれば、基本的には時間の制限なしで、10キロでも20キロでも実走することができます。感覚や感触を試して、さらにその後はシャワーあびてから商品を購入することも可能なのです。


↑先日発売されたアシックス「ゲルカヤノ 30」も、もちろん試し履きできる

 

特に、市民ランナーには憧れの厚底カーボン「メタスピード」シリーズはストライド型、ピッチ型の2種類があることで迷う方が多いそう。レーシングシューズは他のシューズに比べて高価なので選ぶのが大変ですが、レンタル(特別料金550円)して、履いた感触でよかったものを購入することもできます。


↑ステーション内には200足以上のレンタルシューズが用意されており、店舗外で試して自身に合ったシューズを選ぶことができる

 


↑レンタルウェアは最新の秋冬商品も取り揃えており、2点セット330円、4点セット660円などお得なプランも用意されている