英国規格協会(BSI)がダイバーシティやインクルージョン等を尊重する職場にするためのガイドラインを発表


英国規格協会(The British Standards Institution)は、多様な人材を活用して職場を組織化するための、新たなガイドラインを発表した。これは企業にDEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)推進を促すものである。

英国規格協会(BSI)の役割

BSIは世界最古の国家規格協会といわれ、世界中でさまざまな規模の企業を相手に、組織とそこに所属する人々のパフォーマンス向上をサポートしている。

そのサービスは多岐にわたり、マネジメントシステム審査登録や医療機器認証、ISOなどの規格に関わるあらゆる支援を行う。日本でもBSIグループジャパン株式会社が支部となり、総合的なサービスを提供している。

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「PAS 1948」ガイドラインとは?

今回BSIが発表したのは、職場でのDEIについての行動規範となる「PAS 1948」ガイドラインである。DEIとは「多様性(diversity)」「公平性(equity)」「包括性(inclusion)」のことで、従業員の個性を最大限に活用することが目的である。

「PAS 1948」は、それぞれの組織に最適なDEIフレームワークの開発と導入を支援するガイドラインだ。人材の多様化に対応する企業にとっては、頼れる案内役となるだろう。