日本ショッピングセンター協会が8月25日に発表した7月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は前年同月比12.7%増となった。
月度 | 総合 | テナント | キーテナント |
7月 | 12.7%増 | 14.3%増 | 7.6%増 |
地域イベントによる外出機運の高まりや、インバウンド客増加などの影響により来館数が増えた。また猛暑による盛夏商材の高稼働もあり、前年比2桁増となっている。
2019年と比較すると総合で0.3%増となり、コロナ禍前を上回った。
立地別にみると、中心地域は総合で17.4%増、周辺地域は10.7%増と、ともに2桁増となった。夏休みによる外出機運の高まりに加え、国内外の旅行客などが増加したことで、特に中心地域の大都市が好調だったという。
業種別にみると、「ファッション」はサマーセールの開催や連日の猛暑により、盛夏商材が高稼働した。「雑貨」は外出機運の高まりにより旅行用品が好調に推移している。また、冷感グッズなどの暑さ対策商品や日傘、サングラスなどの紫外線対策商品も高稼働した。
「飲食」は旅行客やイベント帰りの来館者が多く、立地や地域問わず好調だった。
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