
アクティブETFとは
「投資信託」という言葉だけだと、アクティブ運用の投資信託もインデックス運用の投資信託も両方含めてイメージされることが多いと思います。
これに対して「ETF」といえば日経平均やTOPIX連動といった商品が有名で、一般的に指数(インデックス)に連動するイメージがあります。
ETFはExchange Traded Fundの略称です。
ETFを日本語に直訳すると「取引所で取引されるファンド」であり、ここにはインデックス・ファンドの意味は含まれません。
ETFの歴史としてこれまで(2023年8月時点)は、日本の取引所に上場するETFは全てインデックス・ファンドでした。また、世界のETFを見ても、最初はS&P500のETFから始まり、インデックス・ファンドが主流です。
そのため、ETFというとインデックス・ファンドが想起されると思います。
そこで、インデックス・ファンドではない、アクティブ運用が行われるETFということで、アクティブETFという名称が一般に使われています。
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インデックス運用とアクティブ運用
ETFで一般的なインデックス運用、アクティブETFに出てくるアクティブ運用の意味を見ていきましょう。
インデックス運用は、特定のインデックス(指数)に連動することを目指して運用します。
例えば、日経平均株価指数への連動を目指すETF は、日経平均株価指数に含まれる銘柄を、日経平均株価指数で定められた比率に応じて保有し、ETFの基準価額が日経平均株価指数と同じように変動するように運用を行っています。
これに対してアクティブ運用は、インデックスをベンチマークとしてそれを上回る運用成果を目指したり、そもそもベンチマークを定めずに純資産の成長を目指す運用を行います。
例えば、TOPIXをベンチマークとして日本株の運用でそれを超えることを目指したり、特にベンチマークを定めず集中投資を行い高いリターンを目指すなど多彩な運用があります。