●2.中国、海外投資呼び込み措置策定を指示、記録的な直接投資減少で(ブルームバーグ)

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■III.日本株式市場

●1.日経平均の推移

 1)2/22、日経平均+836円高、39,098円(日経新聞より抜粋
  ・日経平均は4営業日ぶりに大幅反発し、1989年12/29に付けた史上最高値の38,915円を34年2カ月ぶりに更新した。米半導体大手エヌビディアが2/21に市場予想を上回る好決算を発表し、2/22の東京市場で日経平均への寄与度が大きい半導体関連株に買いが波及した。円相場が1ドル=150円台と円安・ドル高基調で推移したことも輸出関連株の買いを誘った。

  ・エヌビディアが米東部時間2/21夕に発表した2023年11月~2024年1月期の売上高は前年同期比3.7倍の221億300万ドルと過去最高を更新し、市場予想を大幅に上回った。2024年2~4月期見通しも市場予想以上で、生成AI(人工知能)向け半導体の需要急増による業績成長が続いていることが明らかになった。米株式市場の時間外取引でエヌビディア株が急伸し、2/22の東京市場でも半導体関連株に買いが集まった。東エレクやアドテスト、スクリンなどが大幅高となった。

  ・市場では「エヌビディアの決算は投資家心理を明るくした。日経平均は足元が天井という雰囲気はない。利益確定売りをこなしながら4万円台を目指す展開だろう」との声が聞かれた。

  ・日経平均が34年2ヵ月ぶりに最高値を更新した背景には、企業の稼ぐ力の向上やガバナンス(企業統治)の改善、インフレ型経済への移行の期待などがある。特に海外の機関投資家は昨年から活発になっているガバナンス改革に関心を寄せており、上場企業が進める政策保有株の売却や自社株買いなど資本効率を高める取り組みを好感しているようだ。

  ・「中長期志向の海外の機関投資家は中国から日本に投資マネーを移す動きを強めており、日本株上昇に弾みを付けている」との声が聞かれた。2023年に年間で+28%上昇した日経平均は2024年に入ってからも騰勢を強め、2/22までにすでに+16%上昇した。

  ・東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反発し、1990年2月以来34年ぶりの高値だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反発した。

  ・個別銘柄では、ファストリやソフトバンクG、信越化学が高い。トヨタやホンダ、デンソーなど自動車関連株も上昇した。三菱商や日立、安川電が買われた。一方、中外薬が安く、アステラスやKDDIが下落した。ニコンやヤマトが売られた。

 2)2/23、祝日「天皇誕生日」で休場

●2.日本株式市場:異様な日経平均の上昇に、警戒信号

 1)NYダウに比べて、異様な日経平均の上昇
  ・NYダウ・日経平均の推移 2/1     2/22  上げ幅    上昇率
           NYダウ 38,519ドル 39,069 +550ドル高 +1.4%高
           日経平均 36,011円  39,098 +3,087円高 +8.6%高

 2)わずかな銘柄の上昇で、日経平均が上昇する構図
  ・少数の銘柄で日経平均が上昇    2/13   2/15 2/22
            東エレク   +396円高 +168 +206
            ファストリ  +45    +98 +132
            アドバンテスト + 48 +37 +131
            ソフトバンク +100 +59  +86
            信越化学       + 31 + 34
            リクルート  +39
            5社合計   +628 +393 +589
            日経平均の上げ幅 +1,066円高 +454 +836
            5社合計の寄与率 +59% +87 +70

 3)主要3指数でみても日経平均が突出高
  ・3指数の推移 2/15   2/22
   日経平均  +1.21%高 +2.19
   TOPIX   +0.28   +1.27
   グロース250 +0.37 ▲0.43

 4)半導体株が主導する日経平均の上昇も、米エヌビディア株の軟調化に警戒
  ・画像処理半導体の極めて好調な業績で米国株の上昇をリードしてきたエヌビディアだが、株価上昇が壁にぶつかった可能性が2/23の値動きにみられる。

  ・生成AIのトップであるエヌビディア株の上昇が、日本株の半導体関連株に波及してきただけに、緊張感をもって見守りたい。

 5)円相場は「円高」方向へ
  ・日銀総裁の金融政策正常化が近づいたとの見方から、円を買い戻す動きが出るとみられる。
  ・円チャートからみて、前回の153円に近づいたこともあり、円安⇒円高へ転換すると見て取れる。

  ・鈴木・財務省大臣も、「日銀と一体となって取り組んでいくことが重要だ」と述べた。

  ・「円安」効果で、自動車・商社など輸出関連株に逆風が吹く恐れがり、備えたい。

●3.デフレでなくインフレ状態にある、消費者物価は右上がり続く=日銀総裁(ブルームバーグ)

 1)日本銀行の植田和夫・総裁は2/22、衆院予算委員会で答弁した。

■IV.注目銘柄(投資は自己責任でお願いします)

 ・3141 ウエルシア  業績堅調。
 ・3182 オイシックス 業績好調。
 ・4480 メドレー   業績堅調。
 ・9706 日本空港ビルデング 業績好調。