企業型確定拠出年金で“お金を増やせない人”がやってしまう「致命的なミス」

企業型確定拠出年金でお金を増やせる人・増やせない人

退職金・企業年金制度の1つである企業型確定拠出年金(企業型DC)は、会社が毎月掛金を拠出し、従業員が自ら金融商品を選び運用する仕組みになっています。つまり、同じ掛金額でもどんな金融商品を選び、どう運用するかで、将来受け取る退職金または企業年金の金額が変わってきます。

前回、企業年金連合会の統計結果から、2021年度の企業型確定拠出年金の運用利回りの平均が3.5%であったことを紹介しました。

しかし、中には15%超の利回りをたたき出した人も1.2%いたのです。果たして、企業型確定拠出年金の加入者は、どんな金融商品を選び運用しているのでしょうか。また、運用がうまくいっている人と、お金が全然増やせていない人の決定的な差を考えてみたいと思います。

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選択できる商品のラインナップ

企業型確定拠出年金で選択できる金融商品は、iDeCo(個人型確定拠出年金)と同じく大きく分けて元本確保型商品と価格変動型商品があります。

元本確保型商品とは、定期預金や保険商品のことで、価格変動型商品は主に投資信託です。具体的な商品のラインナップは、会社によって異なります。

企業年金連合会の「確定拠出年金実態調査結果(概要版)」によると、会社が用意している運用商品の本数は、平均21.5本だそうです。そのうち、元本確保型の商品は、平均して4.6本(うち、定期預金が2.4本、保険商品が2.2本)となっています。それ以外は、価格変動型に分類される投資信託商品ということになります。

投資信託のラインナップも、会社によって異なりますが、同調査結果の平均で見てみると

・国内株式型が3.7本(うちパッシブ型1.4本、アクティブ型2.3本)
・国内債券型1.5本(うちパッシブ型1.0本、アクティブ型0.4本)
・外国株式型2.7本(うちパッシブ型1.6本、アクティブ型1.2本)
・外国債券型2.0本(うちパッシブ型1.4本、アクティブ型0.6本)
・国内不動産型0.5本(うち、パッシブ型0.3本、アクティブ型0.2本)
・外国不動産型0.3本(うち、パッシブ型0.3本)
・バランス型(資産配分固定型)3.5本(うちパッシブ型2.3本、アクティブ型1.1本)
・バランス型(リスクコントロール型)0.9本(うち、パッシブ型0.4本、アクティブ型0.5本)

となっています。