3コインズの急速充電ACアダプターは価格差5倍以上のCIOよりも充電スピードが速い?

Type-CとUSB-Aのワット数に差が…

充電スピードの比較が終わったところで、次はUSBチェッカーを使って“実際に流れている電流や電圧の数値”をチェックしていきます。

最初に、CIO商品のType-Cにケーブルを差して数値を計測してみたところ、最大値は「9.15V×1.37A(12.51W)」という結果に。もう1つのスリコの急速充電器の最大値は「9.12V×1.28A(11.68W)」。2つの差は約0.8W程度なので、数値が大きく離れる結果にはなりませんでした。



CIO商品のType-Cにケーブルを差した時の計測結果



スリコ商品のType-Cにケーブルを差した時の計測結果。CIO商品の数値の方がやや上回ったものの、どちらも同じような数値で落ち着きました

なお、USB-Aでも計測しましたが、CIOの最大値は「5.12V×0.84A(4.30W)」で、スリコは「5.02V×0.79A(3.95W)」という結果に。USB-Aのワット数は、Type-Cよりも低い数値になることが明らかになりました。



USB-AでCIOの急速充電器を計測したところ、数値がガクッと下がりました…



スリコの急速充電器でもUSB-Aで計測。Type-Cほどの数値にはなりませんでした

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まとめ

Type-Cのケーブルを使った場合、CIOの急速充電器の方が早く充電できることがわかった同検証。しかし、USBチェッカーを使ったところ、2つともにスリコの最高値である20Wにも届かなかいワット数になりました。

やはり、iPhone SEに同封されていた「USB-C Lightningケーブル」の充電で最大値のワット数が出なかったことを考えれば、“PD対応の急速充電器用ケーブル”を使うのがポイントかもしれません。

とはいっても、さまざまなメーカーと種類があるので、どれを使えばいいかわからない時は“充電器とケーブルを同じメーカーに統一する”のが効果的。スリコの場合は「急速充電ライトニングケーブル:1m」(税込550円)、CIOは「シリコンケーブル CtoL 1m」(税込2134円)を購入するといいでしょう。

●3COINSの『急速充電ライトニングケーブル:1m』の商品ページは→こちら

●『シリコンケーブル CtoL 1m』の商品ページは→こちら

また、CIOの充電器のようにスマホ・タブレット・PCに対応するものではなく、スマホだけの充電器として利用する人は、スリコの「急速充電対応ACアダプター」でも十分に役立つと思います。

金額もCIOの約1/5ほどで済むうえに、充電スピードが大きく変わらないので、コスパ重視であればスリコの急速充電器を選ぶのが最適かもしれません。普段から多くの端末を使う人や、同時に3つの端末を充電したい人は、筆者愛用の「CIO-G65W2C1A」を使うのがオススメですよ。

●3COINSの『急速充電対応ACアダプター』の商品ページは→こちら

●『CIO-G65W2C1A』の商品ページは→こちら

By OTONA LIFE