iPhoneの震災時に役立つ機能/ アプリとは? – 大震災経験者・Apple系YouTuberに聞いた!

いつ発生するかわからない、地震や台風といった自然災害。もしもの時に備えて、食料や防災グッズなどを用意している人も多いでしょう。また災害時には、普段から使っているスマホが役立つ場面も多々あります。



(Image:umaruchan4678 / Shutterstock.com)

災害が起きた後に困らないためにも事前の準備が大切

そこで今回は、iPhoneやiPadなどのApple系お役立ち情報を配信しているYouTuberのみずおじさんに、“災害時に役立つiPhoneの機能”について取材を実施。登録者数が30万人を超えるみずおじさんは宮城県角田市在住で、2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災者です。そのため、震災時の経験を踏まえた、iPhoneの活用方法も教えてくれました。

iPhoneに詳しい人気YouTuberに、“災害時に役立つiPhoneの機能”を聞いてみた!



災害発生後に活躍するiPhoneの機能には何があるの?

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「緊急SOS機能」を熟知しておくことがポイント

まず、最初災害時に役立つiPhoneの標準機能について質問。すると、みずおじさんは「2つの機能」を伝授してくれました。

――災害が発生した時のために、知っておくべきiPhoneの機能があれば教えてください

みずおじさん:『災害発生時に備えておくべき一番の機能は「緊急SOS機能」です。同機能で注目すべきポイントは、「緊急電話をかける」「緊急連絡先の設定」の2つです』



「緊急SOS機能」では「緊急電話をかける」「緊急連絡先の設定」をおこなうことが重要!(画像は「Apple」公式サイトより引用)

みずおじさん:『1つ目の「緊急電話をかける」とは、決まった操作をおこない、スマホから大きな音を出して警察や消防に通報できる機能のことです。災害時に、自分が声を出せない状況や、ほぼ動けない状況の時に役立ちます。

やり方はiPhone 8以降の場合、横の電源ボタン(サイドボタン)といずれかの音量調節ボタンを長押しをして、画面上に表示された“緊急電話スライド”をドラッグしたら完了です。

iPhone 7以前のモデルの場合は、サイドボタンを5回素早く押して、画面上の“緊急 SOSスライダ”をドラッグすればOK。位置情報をオフにしていても位置情報を送信されるので、助かる可能性が格段に上がります』



「緊急通報」はボタン操作だけで完結するため、身動きが取れない状況でも簡単に機能をオンにできます(画像は「Apple」公式サイトより引用)

みずおじさん:『2つ目の「緊急連絡先の設定」については、1つ目の通報が行われた場合、設定した連絡先に位置情報がメッセージで自動送信されます。さらに、現在地が変わった場合も、自動で送信される仕組みになっています。そのため、家族などの緊急連絡先はお互いに設定しておくことをオススメいたします』



緊急連絡先を設定しておけば、自動で現在地が共有されます(画像は「Apple」公式サイトより引用)

やはり、災害時の悪いケースを考えれば、身動きが取れない状況になることも十分にありえます。大きな声を出して助けを求めると体力が奪われてしまうため、救出されるまでの時間を考えれば、なるべく体力を使わないことが大切なのかもしれません。

そのような時は、みずおじさんが推奨する「緊急SOS機能」を使えば、ボタンの操作だけで状況の共有が可能に。設定しておいても普段使いの邪魔にはならないので、緊急連絡先の登録は設定しておくといいいでしょう。

●iPhoneの「緊急SOS機能」の詳細は→こちら