その敬語の使い方、間違えていませんか?

オフィスでのやりとりに耳をすませば・・・

オフィスで日常何気なく交わされているやりとりの中にも、間違えて使われている言葉が多くあります。外回りから戻ってくると、あちこちから「ご苦労さまです」という声がかけられていませんか? しかし、正しくは「お疲れさまです」とかけるべきです。

また、「すみません」、あるいは「すいません」(口語)という言葉も、オフィスではよく耳にします。本来は「申し訳ありません」、あるいは「恐れ入ります」というのが、社会人としての正しい言葉遣いです。

(広告の後にも続きます)

とくに注意が必要な取引先への言葉遣い

間違った言葉遣いでも社内であれば、笑ってすませられる場合もありますが、取引先が相手の場合は、言葉遣い一つで取引が取り止めになってしまう可能性もあります。

ありがちなのが上司に来客を取り次ぐとき「お客様をお連れしました」という表現です。一見、丁寧な言葉遣いのようですが、“お連れしました”の“お”は、来客に対する敬語ではなく、上司に対しての敬語となります。

この場合、「お客様をご案内しました」、あるいは「お客様がお見えになりました」と使うのが正解です。