
「やりがいのある仕事をしたい」と、ビジネスパーソンの誰もが思っていることではないでしょうか。しかし、“仕事のやりがい”とは、具体的にどのようなこと指すのでしょうか?
仕事のやりがいは十人十色
仕事にやりがいを感じればモチベーションもアップし、会社への愛着度高まり、離職者の減少にもつながります。そのため、社員が“やりがい”を感じられるように、企業側も職場環境を整える努力をしているはずです。
しかし、一口に「仕事のやりがい」といっても、感じ方は人それぞれです。与えられた仕事をやり遂げたときの達成感、仕事を通じて自分が成長したことを実感したとき、あるいは満足できる報酬を得たときに、“やりがい”を感じる人もいるでしょう。
また、取引先や顧客から感謝を告げられたとき、上司から褒められたことが、この仕事をやってよかったと感じる人もいます。感じ方はそれぞれの価値観によっても違います。
しかし、ワークライフバランスが重視されるなかで、仕事へのやりがいは、人生を豊かにするうえで欠かせない要素の一つとして重要視されるようになっています。
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早期退職防止効果にもつながる仕事のやりがい
仕事にやりがいを感じられなければ、スキルアップしようという向上心も抱きにくいことから、早期退職につながる可能性もあります。
企業とすれば、将来の戦力となることを期待して採用した社員が、途中で退職してしまうことは、大きなマイナスです。戦力として育成するために費やしたコストも無駄になり、何よりも人員の配置計画そのものを見直さなければなりません。
しかも、生産労働人口減少による人手不足が解消される気配はなく、すぐに必要な人員を補充することも難しい状況となっています。