「マックスバリュ北野店」リニューアルオープン、農産・水産・畜産のフローズン強化

 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は3月25日、「マックスバリュ北野店」(同市清田区北野7条3丁目7-15)をリニューアルオープンさせた。12日間一時休業して、冷ケースを全面取り換え、農産、水産、畜産のフローズン商品の強化も行った。リニューアル後に店舗売り上げを二桁増にさせる。

(写真は、3月25日にリニューアルオープンした「マックスバリュ北野店」)


(写真は、農産売り場に設けたリーチイン冷ケース)

「マックスバリュ北野店」は、2002年11月にオープンした食品スーパー。同社の括りでは、中型店(売り場面積約424坪=約1400㎡)の位置付けで、店舗周辺に戸建て住宅が立ち並び、安定した売り上げを維持している。今回のリニューアルによって、冷凍・冷蔵機器を全面入れ替え、売り場MD(販売政策)を最新モデルに切り替えた。


(写真は、水産売り場横のリーチイン冷ケース)


(写真は、畜産売り場横のリーチイン冷ケース)

 農産売り場では、野菜類の横にリーチイン冷ケースを並べて冷凍野菜を強化した。冷凍野菜は、子育て層などに人気で、食べる量だけを使い、残りをストックしておける利便性がある。また、水産売り場、畜産売り場の横にもリーチイン冷ケースを並べて、各売り場に連続性を持たせた。水産、畜産では以前から冷ケースを設置していたが、台数を増やした。水産ではシーフードミックスなどに加えて切り身の冷凍商品を豊富に揃え、畜産では、冷凍ミールキットや大容量パックなども揃えた。


(写真は、「トップバリュベストプライス」商品などを並べた簡便惣菜コーナー)


(写真は、新たに導入した「魚屋の寿司」)

 冷凍食品売り場は、売り場面積を2倍にして、品揃えの充実を図った。簡便・時短に対応したイオンの低価格ブランド「トップバリュベストプライス」商品の尺数も大きく取って、手に取りやすいフェイスづくりを行っている。惣菜売り場の面積も2倍にして、イオン石狩PC(石狩市)のセンター商品とインストア商品の品揃えを増やした。水産売り場のネタを使った「魚屋の寿司」もリニューアルを機に新たに導入した。インストアベーカリーでは、品数を2割増やして約60種類を取り扱うようにした。


(写真は、冷凍食品コーナー)


(写真は、インストアベーカリー売り場)

 レジ周りでは、新たに完全セルフレジ8台とセミセルフレジも2台(精算機5台)を導入、通常レジは2台に縮小した。同店は、東北通沿いにある24時間営業の店舗。近隣の大型店と競合するが、住宅地に立地する利便性の良さがある。地域に根差した日常使いの店舗として、買い物ニーズの変化に対応する。

※店内写真は、いずれも許可を受けて撮影しています。