「イオン札幌元町店」食品売り場リニューアル、食需要の多様化に対応した品揃えと新提案

 イオン北海道(本社・札幌市白石区)は3月24日、「イオン札幌元町店」(同市東区北31条東15丁目1-1)の1階食品売り場をリニューアルした。農産、水産、畜産などの各売り場に最新MD(販売政策)を導入、地域需要に応じた品揃えを強化した。同店は、イオン店舗の中でも収益性の高い店舗。「強い食」と「ヘルス&ウエルネス」の深掘り展開をすることで、顧客の支持と広がりを構築、さらに収益性を高める。

(写真は、農産売り場で強化した冷凍野菜)


(写真は、「マルシェなサラダ」コーナー)

 農産売り場では、サラダにこだわった「マルシェなサラダ」を展開するほか、リーチイン冷ケースを導入して各種冷凍野菜、冷凍果物を強化した。水産売り場では、魚介類の対面販売を強化、調理ニーズに対応しやすいようにした。水産売り場で仕入れた魚介類を使った「魚屋の寿司」や惣菜類を導入、人気のある「炙り」商品も幅広く揃えた。


(写真は、新規導入した「魚屋の寿司」コーナー)


(写真は、ジンギスカンコーナーで新たに品揃えした「だるま」と「夜空のジンギスカン」の商品)

 畜産売り場では、「松坂牛」を新たに導入、高級牛肉のコーナー展開を行うようにした。リーチイン冷ケースには、「馬刺し」の3種盛りやロースを新たに揃え、おつまみ需要を開拓する。大容量コーナーを設け、ジンギスカンでは「だるま」「夜空のジンギスカン」も新たに扱う。


(写真は、「ビオセボン」の機能性飲料コーナー)


(写真は、弁当コーナーの「中華弁当」)

 日配品売り場では、短尺の什器を導入して配置を変え、買い回り性を高めた。植物性飲料10種類を品揃えして、フランス・パリの食品スーパー「ビオセボン」の商品もイオン北海道の店舗では初めて揃えた。惣菜売り場は、天ぷらを個包装で提供、中華弁当も強化した。イオン石狩PC(石狩市)の惣菜商品とインストア製造の商品を作り分けて対応する。

 レジ周りでは、支払いセルフレジを5台(精算機15台)追加して合計9台(精算機23台)とし、12台ある完全セルフレジに省スペースのキャッシュレス専用完全セルフレジ8台を新規導入した。その他、農産、日配品、加工食品の各売り場は、紙ベースの棚札から電子棚札に切り替えた。電子棚札の導入は7店舗目。

 イオン店舗の食品売り場リニューアルは、2022年9月の「札幌藻岩店」(札幌市南区)、同年10月の「北見店」(北見市)に続くもの。


(写真は、「イオン札幌元町店」)