社会人で勉強している人の割合

株式会社ベネッセコーポレーションが2022年に行った、「社会人の学びに関する意識調査」によると、18~64歳の男女社会人のうち、これまでに学習経験があり、今後も学習意欲がある層は、全体の34%にとどまる結果となりました。

また、1日の平均勉強時間は6分とかなり少ない印象を受けます。

平日は仕事で手一杯、休日はひたすら心身を休めることが習慣になると、新たに勉強する時間を捻出することに難しさを感じている人が多いことが読み取れます。

(広告の後にも続きます)

社会人になってからの勉強は意味ない?

これだけ勉強している社会人が少ないと、果たして勉強するのが意味あることなのか不思議になってきます。

しかし、社会人として働きながら勉強を続けることは重要な意味を持ちます。

メリット

社会人になってから勉強を継続させることのメリットは主に3つ挙げられます。

まず、キャリアの選択肢が広がるという見方があります。

取得している資格は評価の対象として明確であるため、実際の業務に関わりのある資格を持っていると有利になることが多いでしょう。

また2つ目のメリットとして、勉強を通して自身が成長できるという点が挙げられます。

ここでいう成長というのは、資格取得という結果だけではなく新しい分野を勉強したことにより新たな価値観を得られたり、知見を深めたりすることによる行動の変化も指します。

社会人としての普段の仕事以外でも学び続けることで、深みが生まれるのも勉強の魅力です。

さらに、自分に自信がつく点もメリットとして挙げられます。

資格取得はもちろんのこと、継続して勉強できているという小さな成功体験が積めるのも、資格勉強をしている人にしか味わえません。

勉強する資格選びのポイント

時間を捻出して勉強する必要があるため、勉強する対象をよく吟味することが重要です。

判断基準としては、自分の目的と合っているかどうかが最重要ではないでしょうか。

例えば、今の仕事を効率よく進めたいという目的であれば、全く新しい分野の資格を取るのではなく、汎用性の高いビジネススキルを磨くのが良いでしょう。

一方、転職を視野に入れている場合は、自分がやりたいことに沿った資格を選んで勉強するのが良いです。

どんな資格も、そのほとんどが半年以上の準備期間を要するものであるからこそ、モチベーション維持は重要です。

これなら継続して勉強できそうだというものを選んでください!