著名な暗号資産(仮想通貨)アナリストのベンジャミン・コーエン(Benjamin Cowen)氏は、ビットコイン(BTC)が今年多くの人々を仰天させるほどの、大きな値動きを見せることを予測しています。

2023年後半に到来するビットコインの下落

仮想通貨ニュース・プラットフォームのアルトコイン・デイリー(Altcoin Daily)とのセッションで、コーエン氏はビットコインが今年後半に大きく値下がりし、売りのパニック状態を引き起こすという大胆な予測を語りました。

コーエン氏は、「今は値上がりしてるから、みんなハッピーだろう。でもこれは2015年と2019年に、すでに我々が経験してきたことが再び起きているだけのことだ。私の予測では、今年後半にビットコインは再び値下がりする。それは多くの人々を驚かすと思うが、きわめて自然なことだ。我々が次の半減期を迎える前に、そして経済が量的緩和に移行する前に、降伏させるほどの恐怖が訪れるだろう」という見解を述べています。

(広告の後にも続きます)

2024年には一転して強気市場に

コーエン氏は、2024年に米国連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を変えると見ており、その後ビットコインの強気相場が到来すると言います。

彼の予想では、FRBはそれまでに債券購入などの方法で市場の流動性を高め、高金利政策を転換すると同時に、量的緩和政策に移行するとのことです。

セッションでもコーエン氏は、「これまでビットコインは、現在のような高金利を経験してこなかった。しかしFRBが無期限に金利を上げ続けることはできない。遅くとも2024年までには、再び量的緩和が実行され低金利政策に戻り、その時こそビットコインが強気相場に移行すると私は信じている。しかも現在銀行業界に起こっていることも、ビットコインの強気を後押しすることになるだろう」との見方を示しました。