SATO社労士法人、第13回「日本でいちばん大切にしたい会社」審査委員会特別賞受賞

 SATO社会保険労務士法人は、法政大学大学院中小企業研究所と人を大切にする経営学会が主催する、第13回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で審査委員会特別賞を受賞した。今回の審査委員会特別賞には全国から18社が選定され、今回初めて士業からSATO社会保険労務士法人が選ばれた。

(写真は、法政大学ボアソナード・タワー26階スカイホールで行われた第13回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の授賞式。右から佐藤良雄・SATOグループ代表、坂本光司・人を大切にする経営学会会長、関根章・SATO社会保険労務士法人代表社員=SATOグループ提供)

「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞は、過去5年以上にわたって希望退職者の募集や人員整理をしていないことや、重大な労働災害を発生させていない、一方的なコストダウン等理不尽な取引を強要していない、障がい者雇用率が法定雇用率以上、営業黒字で納税責任を果たしている、下請代金支払い遅延等防止法等の法令違反がないーーなどに該当していることが応募資格。

 SATO社会保険労務士法人は、全国にオフィスを有する大企業向け社会保険事務のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング=業務プロセスの一部を外部委託すること)サービスを展開しており、職員数は約1100人。今回は、他薦により応募、審査の結果、審査委員会特別賞の受賞が決まった。

 月次顧問料がない、時間チャージ制の新サービス「無料de顧問」の導入や就業規則作成費用を従来価格の10分の1にするなど、社労士業界にイノベーションを興していることや、北海道の人口約8500人の上川郡東川町にオフィスを開設、地元の日本語学校に在籍する外国人留学生に雇用の場を提供していること。さらに、大企業向けBPOサービスを全国10ヵ所の地域で分散処理、地域の雇用創出に取り組んでいること、職員の海外研修などに積極的に取り組んでいることなどが評価された。

 SATOグループの佐藤良雄代表は、「当法人では人材育成に注力して海外での研修を積極的に行っているほか、75歳定年制や属人化を排除しない業務体制を採用しています。また、登山やスキー、ボウリング、野球など社内レクリエーションを隔週の頻度で実施、職員が楽しめる環境づくりにも腐心してきました。受賞を機にセキュリティ、BCP(業務継続計画)など先進的サービスを提供、日本に貢献できる企業として成長していきたい」と話している。