XL750 TRANSALP(画像: 本田技研工業の発表資料より)

 本田技研工業は、大型二輪スポーツモデル「XL750 TRANSALP」を、5月25日に発売すると発表した。市街地や高速道路、峠道や未舗装路といった路面に左右されることなく、オールラウンドでロングツーリングを楽しめるアドベンチャースタイルだ。価格は126万5,000円(消費税込)、販売計画台数は年間900台。

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■新開発エンジンを投入

 新たに投入されるエンジンは、水冷・4ストローク・OHC・4バルブ直列2気筒754cm3エンジン。エンジン型式はRD16E。圧縮比は11.0。最高出力は高出力の67kW(91PS)。最大トルクは75N・m。低中回転域で力強いトルク特性を発揮するとともに、高回転にも余裕に対応できる出力特性になっている。燃費は34.5km/L、燃料タンクは16L。

 これに合わせることになるクラッチレバーは、アシスト&スリッパークラッチを採用。クラッチは湿式多版コイルスプリング式とし、変速機は常時噛合式6段リターンとしている。

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■XL750 TRANSALP シャシー

 XL750 TRANSALPは、今回リアフレームが一体となったダイヤモンドフレームを採用した。このダイヤモンドフレームはレイアウトが最適化され、軽量化が施されている。

 サスペンションは快適性を追求。フロントサスペンションは、ショーワ(日立Astemo)製のインナーチューブ径43mm、ストローク200mmのSFF-CA倒立フロントフォーク、リアサスペンションはアクスルトラベル190mmのプロリンクに、アルミハイブリッドスイングアームを採用した。安定性や扱いやすさも併せて向上した結果、旋回性能なども向上している。

 フロントブレーキは、ピンスライド式2ポッドキャリパーのダブルディスク、リアブレーキは1ポッドキャリパーのシングルディスクを採用した。