トナーレ(画像: ステランティス・ジャパン発表資料より)

 ステランティス・ジャパンは26日、アルファロメオの最新モデル「トナーレ」を発表した。同ブランド初のマイルドハイブリッドを搭載した、ミドルサイズSUVである。発売は2月18日の予定だ。

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 トナーレの主な特徴は3つ。電動化とスポーティを両立させた性能、伝統を重んじながらも先進的なエクステリア、多種多様な機能のあるインフォテインメントシステムだ。

 トナーレの最初の注目ポイントは、スペックである。ステランティス特有のスモールワイドプラットフォームを採用。シャシーの剛性強化や前後ストラットサスペンションなどにより、スムーズな走りや乗り心地を望める。

 パワートレインは、1.5L直列4気筒直噴ターボエンジンを採用。最高出力は160PSを記録し、最大トルクは240Nmまで届く。ここに48Vモーターを合わせている。同部分の最高出力は20PSで、最大トルクは55Nmだ。走りやすくも力強いスペックに注目したい。

 デザインは、伝統を重んじながらもタイムレスに仕上がった。3連U字型デイタイムランニングライトは、往年のスポーツカーであるSZからのインスパイアである。ショルダーラインは往年のジュリアGTを意識している。

 またマトリクスLEDヘッドライトを、アルファロメオ車として初採用しており、夜間走行時の視認性にも期待だ。ヘッドライトなどに見られる先進性と、クラシカルテイストの融合が、トナーレのデザインに見られる。

 最後のポイントは、新世代のインフォテインメントだ。ナビゲーションシステムでは、地図コンテンツや施設名称検索、天気予報、ガソリン価格など交通関連の情報を提供する。

 車載通信モジュールを、トナーレの全グレードに標準搭載。10.25インチのタッチスクリーンに加え、スマートフォン専用アプリ「My Alfa Connect」などを使用可能。目的地設定、自車位置情報、車両コンディションのチェックなどができる。

 トナーレの希望小売価格は、524万円~578万円(消費税込)。