モード学園創設者の谷まさるが死去

学校法人日本教育財団の学主でモード学園の創設者の谷まさる(享年86)が1月7日、逝去した。葬儀は近親者のみで行われ、お別れ会なども予定されていない。

1936年に愛知県名古屋で生まれた谷まさるは、服飾デザイナーのジョオジ・岡に師事後に独立。エールフランス主催のデザインコンテスト・プロデザイン部門で特賞を受賞するなどデザイナーとして活躍した。1966年にファッション分野の専門学校の名古屋モード学園、71年には大阪モード学園、80年には東京モード学園、95年にはパリ校にあたるクレアポールを開校した。その後もITやデジタルコンテンツ分野の専門学校HAL(東京、大阪、名古屋)や医療、福祉、スポーツ分野の専門学校の首都医校、大阪医専、名古屋医専、2018年には情報、福祉分野の通信制大学の東京通信大学、2019年には国際ファッション専門職大学、2020年にはAIやIoT、ロボット、CG分野の東京国際工科専門職大学、2021年には大阪国際工科専門職大学、名古屋国際工科専門職大学など数多くの教育機関の発展に尽力した。

名古屋モード学園のホームページでは谷まさるの直筆サインとともに「夢を夢で終わらせない。教育とは人の夢を育む夢工房でなくてはならない。人の夢を諦めさせる教育ほど、非教育的なものはない。教育の成果は、目の前の学生はもちろん、その学生を通じて社会や未来へと広がっていく。よい教育とは、業界や世の中に貢献するものだ」という言葉が添えられている。


左上から、総合校舎モード学園コクーンタワー・総合校舎モード学園スパイラルタワーズ・大阪医専校舎・大阪総合校舎・モード学園パリ校クレアポール