■ショッピングセンターも年末需要が好調

 25日、日本ショッピングセンター協会が12月度のSC販売統計調査報告を発表した。売上高は前年同月比4.9%増の6,420億2,571万9,000円となり、百貨店同様に10カ月連続で前年同月を上回った。

 11月に続き全国旅行支援による観光客の増加や、年末のイベントの外出増により来館者数が増加。特にイベント需要で飲食分野は好調、気温の低下で衣料品が大きく動いたという。

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■北海道が大幅プラス、名古屋、大阪、福岡も伸長

 売上のうち、テナントが前年同月比5.4%増の5,154億9,342万9,000円、キーテナントが同3.0%増の1,265億3,229万円となり、どちらも10カ月連続で前年同月を上回った。

 大都市は全て前年を上回った。中でも札幌市(前年同月比:21.4%増、以下同じ)、東京区部(9.3%増)、名古屋市(12.4%増)、大阪市(13.3%増)、福岡市(10.4%増)が伸びている。その他の地域では北海道(16.0%増)、中部(6.2%増)が比較的伸びている。反対に九州・沖縄(0.9%増)のみ前年同月を下回っている。